臼津タイムズ7月号
臼津地区夏祭り
 九州でも梅雨開け宣言が発令され、いよいよ臼津地区でも夏祭りがスタート。
 第一弾は、ワープサマーフェスタ。七月十四日と十五日の両日、臼杵子供公園
にて各種イベントが行われる予定。
 十四日は、子供に人気のふわふわマリオやお楽しみジャンケン大会、各種出店、
また、県内三大祇園である臼杵祇園まつりの渡御が行われる十五日は、猿まわし
やミニミニ動物園、ポニー体験乗馬、大道芸、高校生バンドなど多数の企画が用
意されている。
 暑い夏を少しでも涼しく過ごしたい方には、同じ日の十五日、恒例の久保ん谷
湧水まつりがお勧めである。
 会場では、湧水によるそうめん流しやスイカ割りなどが楽しめる。
 十七日には、県内でトップを切って納涼花火大会が臼杵港一帯で行われる。ま
た、十二日から行われている「うすき赤ねこ市」(主催/きずな会・臼杵トキハ
五階催し場)はこの日の午後二時三十分で終了となる。昨年からの催しで、臼杵の
特産品などを市内外を問わずPRするのが狙い。期間中は豊後さくら太鼓など地
元芸能が行われる。
 来年、菅原道真公の千百年大祭が行われる福良天満宮では、恒例の福良天満宮
夏祭が二十日から二十二日の三日間、奉納行事がある。
 二十二日は、津久見市でも納涼花火大会が行われ、県内でも有名な二尺二寸の
花火が上がる。
 二十八日の夕方四時からは、臼杵商工会議所青年部会(会長/緒環邦治)主催
の第十四回住吉夏祭りが行われ、猿と犬のショーや豪華旅行券が当たる、『うち
わ抽選会』や日本一短い花火大会も予定されている。




津久見五十周年記念式典
 昭和二十六年四月に津久見町、日代村、四浦村、保戸島村の一町三村が合併し
て津久見市が誕生。その五十周年式典が六日、同市民会館で約五百人の市民や来
賓の参加で盛大に開催された。
 同式典は樫の実少年少女合唱団の津久見市歌で十時より始まり、扇子踊りの歌、
市民憲章朗読、開会の言葉と続き、岩崎津久見市長、薬師寺同市議長のあいさつ
が行われた。
 これまでに津久見市の各部門で功労のあった人を表彰する功労者表彰では、百
五人の個人と三つの団体が表彰された。また、式典後は十一時より同市出身で先
月までエフエム大分の会長を勤めていた丹羽登さんによる「定住と交流」と題し
た記念講演会が行われた。




JC対外紙で市民に提言
 街づくりや人づくりに提言を行っている社団法人臼杵青年会議所(理事長/小
野祐一)ではこのほど、年一度の市民向け広報紙で、臼杵市・津久見市のこれか
らについて両市長に意見を伺った。
 広報紙では主に、広域合併についてや高速道開通に関しての意見交換となった。
詳しくは、今月二十日に発行予定の広報紙面にて。




夏ふぐと市内散策で臼杵を満喫
 JR大分鉄道事業部のふぐ列車が今月八日、中津・別府・大分駅などから約三
百名の参加者を乗せて臼杵駅に到着した。
 同駅前で行われた歓迎セレモニーでは、後藤臼杵市長が「市内のふぐ屋さんが
心を込めて料理した夏ふぐを満喫して下さい」とあいさつ。豊後さくら太鼓のメ
ンバーが歓迎のアトラクションを行なった。
 この後、参加者らは市内の料理店十六店に分かれてふぐの刺身や塩焼き、唐揚
げ、雑炊などのフルコースを堪能した。食後は、城下町臼杵の街並みを散策し、
臼杵を満喫していた。




広域観光を目指して
 広域的な観光を実現するため行われている「観光大分DAI‐臼杵SUKI‐
竹田DAシンポジウム」(主催/大分市・臼杵市・竹田市)が今月三日、臼杵市
民会館小ホールで観光関係者ら約二百名が参加して開催された。
 三市の長が一同に際して観光について話が持たれるのはまれで、参加した関係
者は緊張して耳を傾けていた。パネラーとして参加した方は他に民間から二名と
臼杵からは、昨年と今年のうすき竹宵実行委員長として高橋氏が出席。地域に密
着した、また地域性を踏まえたイベント観光についての活発な意見が出た。




少年柔道遠征で優勝
 このほど、大分県で選考された臼杵柔道連盟少年部が久留米で行われた高武館
柔道四十五周年記念大会に出場。見事、少年団体の部で優勝を手にした。個人戦、
中学生の部でも優秀な成績を残した。




スポーツ少年団 臼杵予選 戸室A優勝
 「第二十三回スポーツ少年団野球大会臼杵予選」が六月二十四日と七月一日の
両日、市民球場と市民グラウンドに分かれて開催された。大会には市内の少年野
球・十三チームが出場、今月二十日に行われる県大会(会場/竹田市)出場を目
指して好試合を展開した。




スポーツ少年団 津久見市予選大会
 梅雨の晴間の六月十七日と二十四日の両日、第二十三回スポーツ少年団津久見
市予選大会が、西ノ内と彦ノ内の会場に分かれて開かれた。大会には九チームが
出場して熱戦が展開されたが接戦の末、中田チームが優勝を手にした。




臼津解剖  先々月の二十日、某団体の事業で臼津地域内にて市民アンケートを行った。内
容は、広域合併及び東九州高速道開通に向けてといったものであった。結果につ
いては、同団体の広報紙で確認をしていただきたいが、やはり広域合併について
は、なにが良くなって、なにが悪くなるのかが行政も市民も分かりづらい点があ
るということである。
 国は、平成十七年度を目処に合併を推進しているが、市民には緊迫感が感じら
れない。なぜなら、今すぐにどうかしないといけないといった状態であると感じ
ていない。
 そもそも、借金まみれの市町村が合併したからといって直ぐに借金が棒引きに
なるわけではなく、収入の三割しか税収がない地方では、人件費もままならない
のが現状ではなかろうか。
 国としては合併から人件費の削減を考えているのだろうが、こういった状況下
では、生活保護家庭を増やす要因にしかなりえない。
 そのようなことを考える暇があれば、外郭団体や特殊法人等の助成金垂れ流し
団体を取り締まるのが先決ではないか。借金をしても国が面倒をみてくれるなど
と思っている銀行などはもってのほかである。
 並行して市民が考えていかなければならないことは、安いものをこぞって郊外
で買うのではなく、生活用品や日用雑貨など同地区内で可能な物は買い、お金を
循環させることを考えていかなければ、地域の発展は絶望的である。その必要最
低限の約束事は地域の商売人が商売に励み、勉強することであるが…。
 来年の市会議員選挙では十年先、二十年先を読める議員が誕生することを祈る。




いわせて  いよいよ今世紀最初の国選選挙「第十九回参議院議員選挙」が今月十二日告示、
同二十九日投票となる。
 現在、大分選挙区では四名の候補者が名前を挙げているが、少し前の安易なム
ードとは打って変わって激戦が感じ取れる。
 テレビや新聞等で最近は芸能人やその関係者が多く立候補を表明しているのを
見るに付け、こんな人が…と思うのは小生だけだろうか。いや、やはり政治家と
云うもの、誰にでもできるということなのだろうか。
 小生の回りにも仕事柄、政治家と名の付く人種は沢山いるが、見回してみるに
やはり誰でもなれるのかもしれない。中には真面目に議員活動に励んでいる善玉
もいるが、最近は特に悪玉が多くなっているように思える。議員になるまでは世
の為、人の為にと信念を抱き出馬するのだろうが、当選し少しすると自分の為、
会社の為と意識がずれていく。財産をなげうってでも地域の為、他人の為に活動
できる人が求められているのに、景気が悪くなったから臨時収入を得るぐらいに
考えている議員や財を成していく議員など頭をひねりたくなる。
 市民や行政もそういった人を選ぶのではなく「本当の政治家とは」をよく考え、
今後の一票を投じていただきたい。また、そういった人が出てきやすい環境(例
えば市議会議員に公設秘書、その代わり定員削減)を整えていくことも今後の検討
課題として考え、旧体制からの脱却を図っていかなければ崩壊することは目に見
えている。                           (タクミ)




臼鬼夜行 
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