臼津タイムズ2月号
観光と商業のまちへ 検討委員会最終報告
まちんなか交流建設(図案)
大きな地図へ
 全国的に中心市街地の活性化が叫ばれるなか、臼杵市では本年四月から本放送
を始めるケーブルテレビの本社や市民が手軽に情報と通信を体験できる施設「ふ
れあい情報センター」が相次いで中心部の二王座、中央通り商店街に設置された。
 今回三番目の施設となる「まちんなか交流館」(仮称)の計画が後藤市長より
委託された各分野の代表者十八名とアドバイザー一名で構成する「臼杵市マルチ
メディア街中施設整備検討委員会」から最終報告があり、その内容(案)が公開
された。
 これまでの推移として、平成十年「中心市街地の活性化」を目的に同商工会議
所を中心に約六十名の市民から成る「臼杵市まちづくり委員会」が発足。平成十
一年夏からは「臼杵市中心市街地活性化基本計画策定委員会」が引き続き三十回
以上の協議の末、昨年の三月末に「臼杵のまちんなか活性化基本計画」をまとめ
た。その中で同基本計画の基本方針「いきいき・きらきら・生涯現役のまちんな
か」を柱に同検討委員会では施設の建設や内容、外観などについて五回におよぶ
検討を行った。
 報告書によると施設のイメージは、「誰でも行けば楽しい、何かやっているま
ちんなかの拠点施設」・「商業・観光をリンクさせ遊ぶ・学ぶを充実させること
ができる総合コミュニティの場」となっている。施設内容は、1.体験工房/臼杵
市民を対象にした場合〜陶芸・竹工芸・染め物・人形・手芸等、観光客を対象に
した場合〜アズレージョ(ポルトガルのタイル壁画)の絵付け等。2.広場につい
て/自由な空間として市民の憩いの場・ふれあいの場。3.南蛮コーナー/臼杵市
が保有する南蛮文化遺産や貴重な資料等の展示。4.その他/特徴のある外観(南
蛮風等)・行政サービスの窓口の設置(住民票・印鑑証明等の自動発行機)など
となっており、様々な意見・要望を踏まえたものを市長に提言した。
 また二十三日に行われた一月臨時市議会後の全員協議会では、この件に関する
議員への説明もあり、議員からは計画に対する中心部の駐車場問題や予算面での
意見が数多く出されていた。
 今後三月議会での検討へと進めることになる




アイディア料理で消費拡大
 臼津関地域の農業振興の柱のひとつである野菜は、現在多くを県外等へ出荷し
ているが、今後地元から産地である認識と消費を高めていこうと農産物への理解
と話題づくりに取り組むため、臼津関地区農村女性技術アップ研修会(主催/臼
杵農業改良普及センター・北郡市生活改善連絡協議会・臼津関農業振興対策協議
会)が一月三十日、臼杵市末広のJA大分のぞみ寿ホールで行われた。
 研修会には管内の生活改善グループ・加工グループ・直販グループ等関係者約
八十名が参加。
 研修会では臼津関の野菜(冬春トマト・いちご・ダイコン等)をふんだんに活
かした料理のコンクールやそのレシピの公開、生産部会(大分のぞみトマト部会
/川野和正氏・大分のぞみいちご部会/安東寿明氏・臼杵市だいこん部会/三浦
孝行氏)による産地からのアピールや直売所代表(臼杵市ふれあいガーデン四季
菜彩運営組合/五嶋昭子さん)による消費者交流の紹介など事例が発表された。
 その後、大分市に住む料理研究家高橋知子さんによる「地域の食材で魅力ある
食卓づくり」と題した講演が行われ、参加者は熱心にメモを取っていた。
 コンクールの出品作品は、トマト部門十七点、イチゴ部門七点、ダイコン部門十
三点、その他の料理九点の計四十六点あり、参加者が調理して持ち込んだ。
 審査の結果は以下の通り。(臼津地区該当者のみ記載)▽最優秀賞=足立まゆみ
(臼杵市・トマト寒天)▽優秀賞=足立邦子(同・イチゴめし)、壱岐千恵子(同
・干しダイコンのカリッとサラダ)、藤丸良子(同・イワシのトマトソースあえ)
(敬称略)




新春消防出初め式
出初め式
 一月二十一日、臼杵公園グラウンドに市消防団員四百三十五名が整列して消防
出初め式が行なわれた。 
 佐世和彦収入役の開式のことばにつづいて、国旗掲揚、国歌斉唱、消防殉職者
に黙祷。甲斐弘一団長が後藤國利市長に人員報告。続いて市長らが人員服装点検
の後、第十二分団の小隊訓練及び第四分団のポンプ車操法、第十分団の小型ポン
プ操法の訓練点検があり、辻ロータリーを分列行進して大寺浦で放水点検。
 点検終了後、市民会館駐車場で市長の講評の後、表彰式があり優良消防団員ら
を表彰した。来賓を代表して藤丸利光市議会議長、油布清志臼杵警察署長が祝辞
を述べ、受賞者を代表して太田健次第十一分団長と、甲斐団長の謝辞の後、志村
学県議の音頭で万歳三唱、出初め式を終了した。 受賞者は次のとおり。
 【臼杵市長表彰】▽5年間無火災=佐志生地区 ▽1年間無火災=上浦地区・
第十四分団地区
【県消防防災対策協議会長表彰】芳川三木蔵・太田健次
【臼杵市消防団長表彰】安東哲史・伊藤國満・亀井晋造・阿南修一・新名信彦・
岩本林・伊東剛・川野修二・若狭英治・渡辺耕二・廣田誠一・二村良夫・白根直
樹・黒田豊・吉良篤・三浦一博・安達好紀・氏川正明・河野英智・若林崇展・大
塚剛・小坂裕・板井裕一
【消防庁長官表彰】▽永年勤続功労章=江藤豊蔵・高橋長利・渡部清 ▽退職消
防団員表彰1号報償=江藤豊蔵・神田宣剛・赤峰真作 ▽2号報償=吉良勇次・
佐藤義明・首藤辰男・足立憲司・上野惣一郎・廣田嘉美・武口宗男・三浦安廣・
大戸繁行・大戸徹・渡辺一也・佐藤一範・薬師寺重久・稲垣健一・尾野正・清水
啓二
【日本消防協会長表彰】▽功績章=二村修次 ▽精績章=匹田俊也・西水忠夫・
相賀征英 ▽勤続章=小野孝義・芳川三木蔵・佐藤政雄・江藤英雄・傍島哲夫・
三田村雅敏
【県知事表彰】▽永年勤続功労賞=足立薫・山本伸二
【県消防協会長表彰】▽ 年以上=匹田俊也・平岡誠・西水忠夫・伊東正人・足
立薫 ▽ 年以上=芳川三木蔵・佐藤政雄・江藤英雄 ▽ 年以上=安達良雄・
和田光夫・佐藤孔亮・清田修一・竹内博司・篠田光敏・河野好尊・佐藤秀樹・河
野英二・佐藤英敏 ▽ 年以上=太田健次・篠田義隆・矢野晃・原山弘・三浦正
行・板井一利・橋迫孝幸・河野徳次・高橋史朗・野村道夫・広瀬昭一・姫野節雄
・仲町信也
【永年勤続退団者表彰】▽ 年以上=江藤豊蔵・神田宣剛・佐藤義明・足立憲司
・武口宗男・三浦安廣・佐藤一範・首藤辰男・上野惣一郎・廣田嘉美・渡辺一也
・吉良勇次・薬師寺重久・稲垣健一・清水啓二・赤峰真作・大戸繁行・大戸徹
【臼杵市長表彰】▽永年勤続退団者表彰 年以上 年未満=荻野唯義・二村啓二
・後藤誠・水島潤一郎・平川正行・後藤康治・穂積省司・吉田恒久・荻野浩一・
二色政明・二村茂美。 (敬称略)




新年互礼会
 各官庁仕事始めの一月四日、臼杵市・津久見市では恒例の新年祝賀互礼会が開
催された。
 臼杵市では、「亀城鶴」に約二百五十名が出席。
 午前十一時、臼杵商工会議所の太田光令副会頭の開会のことばに続いて、後藤
國利臼杵市長、足立 臼杵商工会議所会頭が主催者あいさつ。藤丸利光市議会議
長、佐藤陽一県臼津関地方振興局長が来賓を代表して祝辞を述べた。
 続いて志村学県議会議員の発声で乾杯の後、祝宴に入り、和やかな懇談が続い
た。最後に川辺恒男市自治会連合会長の音頭で万歳三唱、互礼会を終了した。
 また津久見市でも午前十一時、津久見市民会館に約二百名が出席して互礼会が
開催された。
 津久見商工会議所の神田征一郎副会頭の開会の言葉の後、岩崎泰也津久見市長
及び戸高有基津久見商工会議所会頭の主催者あいさつに続いて来賓を代表して、
鳥越宏造市議会議長と古手川茂樹県議会議員が祝辞を述べ、原田晃津久見警察署
長の発声で乾杯。祝宴では和やかな歓談が続き、森紀雄太平洋セメント津久見工
場長の音頭で万歳三唱。小野安敏助役の閉会のことばで終了、散会した。




新大分丸航海実習へ
 臼杵市諏訪の海洋科学高校(麻生廉彦校長・二百六十九名)の実習船「新大分
丸」(四九九トン)が一月十二日、航海実習、機関実習、海洋観測、マグロはえ
縄操業などの実習のため、臼杵港を出港した。
 今回実習生として参加するのは、海洋技術専攻科の辻生智也さん(一八歳)と
村尾博行さん(一九歳)の二名で、岸壁には海洋技術科の生徒ら約百二十名が出
席して出港式を行なった。
 麻生校長が「水産業の将来を背負って立つという決意で内容の濃い実習を期待
しています」とあいさつ。
 在校生を代表して原剛識生徒会長(一六歳)が「技術を高め、元気に帰ってき
てください」と激励。
 辻生さんが「二人だけの実習生なので、作業や学習が大変と思いますが、頑張
ってきます」とあいさつをした。
 式の後、実習生は伊崎船長ら乗組員二十五名とともに乗船、生徒や家族の見送
りを受け出発した。
 新大分丸はハワイ南方海域で七十日間の実習の後、三月二十二日に帰港する予
定。




 
新世紀初めての成人式
成人式(臼杵)
成人式(津久見)
 新成人の門出を祝う成人式が好天に恵まれた一月八日、各地で開催された。臼
杵市・津久見市の会場でも美しく着飾った新成人達が出席して盛大に挙行された。
 臼杵市では市民会館に、男性二百十七名、女性二百三十三名、合計四百五十名
(住民登録者と市外在住者受付を含む)の内、三百六十七名が出席。村上直臼杵
市教育長の開式のことばに続いて全員で国歌斉唱、佐世和彦臼杵市収入役が市長
の式辞を代読。大槻邦夫臼杵市教育委員長がお祝いのことばを述べた後、来賓の
平松守彦県知事(佐藤陽一臼津関地方振興局長が代読)、藤丸利光市議会議長、
志村学県議会議員が祝辞を述べた。続いて佐世収入役が新成人代表の児玉美香子
さん(正願)に記念品(アラーム時計付き電卓)を贈呈。新成人の佐々木真治さ
ん(泊ヶ内)が「一人の社会人として常識ある態度、節度ある行動を心がけ、一
日も早く社会に貢献できるよう努力します」と二十歳の誓いを述べた。
 また、津久見市でも市民会館で開催され、新成人三百二十九名(男性百六十八
名、女性百六十一名)のうち二百六十五名が出席。
 岩崎泰也津久見市長の式辞に続いて浜野征子教育委員長がお祝いのことばを述
べ、来賓の鳥越宏造市議会議長、古手川茂樹県議会議員が祝辞を述べた。
 祝電披露の後、岩崎市長が新成人代表の竹内哲哉さん(津久見地区)、安部美
貴さん(青江地区)、広末光徳さん(下浦地区)、松本亜紀さん(網代地区)に
記念品(写真立て)を手渡した。新成人を代表して吉田裕美さん(元町)が「今
後は今までの甘えを捨て、自分の選んだ道を歩いて行きたい」と答辞を述べ、
「二十歳からのメッセージ」と題して、新成人の新納隆司さん(西の内)と山尾
梨英子さん(四浦)が成人としての抱負を発表した。




 
石仏特別祈願法要
石仏
 梅の花ほころびつつもまだまだ朝晩の寒さが厳しい三十一日、毎年恒例の特別
祈願法要が臼杵市深田の国宝臼杵石仏で開催された。
 特別祈願法要は、一月・五月・九月と年三回行なわれており、縁結び・合格祈
願・当選祈願・リストラ除け・諸願成就等が主な対象となっている。
 同石仏(古園石仏)前に設置された「御祈願箱」には毎回五千通近くの願い事
や悩み事が投函されているが、受験生にとって勝負所のこの時期、やはり合格を
祈願したものが多いと思われる。
 祈願は午前十一時より大日如来像の正面に設けられた祭壇の前で臼杵市仏教会
有志寺院の六人の僧侶によって営まれた。




 
大塚書道教室書道展
 平成十三年一月六日より八日までの三日間、臼杵市民会館で臼杵市・臼杵市教
育委員会を始め、OBS・TOS・OABテレビ放送の後援を受けて大塚書道教
室主催の秀科会員書展が開催された。
 小・中・高校生は今までに何らかの書道展で特別賞受賞者、一般の部は県展・
中央展での入選・入賞者の選抜展で、会場には一般の部三十八名、小・中・高校
生の部四十二名の作品合計百六十点の力作が出品され書道愛好家たちが熱心に作
品に見入っていた。




 
スポーツ少年団交流
 スポーツ少年団員の体力作りの一環として駅伝を通じて健康で明るい町づくり
をスローガンに、スポーツ少年団員全員参加の駅伝大会として毎年開催されてい
る「臼杵市スポーツ少年団交流駅伝大会」も今年で二十四回を数え一月八日、諏
訪の臼杵市民球場で開催された。大会は男子A13チーム、同B12チーム、女子A
6チーム、同B5チームの合計 チーム、三〇二名の小学生が出場した。
 開会式では奥津明臼杵市スポーツ少年団本部長があいさつを述べ、臼杵スポー
ツ少年団の佐藤勇太君と市浜小女子フットスポーツ少年団の吉田真樹さんが「寒
さに負けず元気いっぱい走り抜きます」と選手宣誓。
 コースは球場の内と外周を走るコースで、男子A部は9区間8・9キロ、B部
は9区間8・6キロ、女子は7区間6・7キロで健脚を競った。
 成績は次のとおり。
【男子A】1.下南A(32分06秒)2.上北A(32分23秒)3.海辺A(32分56秒)
4.下ノ江A(33分00秒)5.市浜A(33分52秒)6.戸室A 7.臼杵A 8.下北A 
9.福良ヶ丘A 10.南 11.中臼杵A 12.佐志生A 13.錬心館
【男子B】1.下南B(34分23秒)2.戸室B(35分39秒)3.市浜B(35分17秒)
4.下北B(36分03秒)5.海辺B(36分43秒)6.上北B 7.下ノ江B 8.臼杵B
9.戸室C 1.中臼杵B 11.錬心館 12.福良ヶ丘B
【女子A】1.臼杵小女子フットA(26分07秒)2.下南フットA(27分22秒)
3.あまべサンライズA(27分32秒)4.佐志生フットA(28分10秒)5.JBCーA
(30分25秒)6.福良バドミントンA
【女子B】1.臼杵小女子フットB(28分10秒)2.JBCーB(31分09秒)3.あま
べサンライズB(31分26秒)4.下南フットB(31分47秒)5.市浜小女子フットB
(35分27秒)。




 
中学新人駅伝大会
 一月二十六日、小雨ふる肌寒い生憎くの天候だったが、津久見第一中学、津久
見第二中学、日代中学、保戸島中学からそれぞれ四チームが出場して、津久見市
中学校新人駅伝大会が行なわれ、一チーム五名で男子は十五キロ、女子は十キロ
のコースで健脚を競った。
 上位の成績は次の通り。
【男子】1.第二中A(新名・織田・江藤・古谷・深井)55分3秒 2.第一中A=
55分40秒 3.第二中B=58分13秒
【男子区間賞】▽1区=新名祐介(第二中A)▽2区=松崎洋介(第一中A)▽
3区=江藤充輝(第二中A)▽4区=古谷仁志(同)▽5区=新名健人(第一中A)
【女子】@第二中A(寺本・川野・岩本・古谷・桝本)40分42秒 A日代中A=
41分31秒 B第一中A=41分33秒 【女子区間賞】▽1区=寺本志穂(第二中A)
▽2区=川野由加理(同)▽3区=中西正恵(日代中A)・金子真里杏(保戸島
中A)▽4区=佐藤朋世(日代中A)▽5区=桝本涼子(第二中A)。
 また同日、臼杵市でも東中、西中、南中、北中、豊洋中、深江中から男子十四
チーム、女子十三チームが参加して、男子は第三十四回、女子は第二十一回目の
新人駅伝大会が行なわれた。
 男子は五区間十五キロ、女子は五区間十キロのコースでタイムを競った。
 成績は次の通り。
【男子】1.北中A(仲野・木村・高橋・石川・城)49分57秒 2.西中A=51分57
秒 3.北中B=52分57秒 4.西中B=52分59秒 5.北中C=53分35秒 6.東中A
7.北中D 8.西中C 9.西中D 10.北中E 11.豊洋中 12.南中 13.東中B
14.深江中
【男子区間賞】▽1区=木津宏一(西中A)▽2区=木村友和(北中A)▽3区
=高橋和也(同)▽4区=石川貴浩(同)▽5区=城孝幸(同)
【女子】1.北中A(安達・直野・甲斐・佐藤・渡辺)38分40秒 2.西中A=38分
42秒 3.東中A=40分20秒 4.西中B=42分00秒 5.北中B=42分00秒 6.西中
C 7.南中 8.東中B 9.豊洋中 10.西中D 11.西中E 12.北中C 13.深江中
【女子区間賞】▽1区=安達沙織(北中A)▽2区=直野裕子(同)▽3区=梅
田佳奈(豊洋中)▽4区=田村真言子(西中A)▽5区=中津留早紀(同)




 
大門櫓の棟上げ
臼杵市の臼杵城址に復元される大門櫓の棟上げが12月2日、現地で行なわれ
来年度中の完成に向けて工事が進んでいる。
 大門櫓は城の西側の町から城内に向かう二の丸西側の大手口にあり、観音開き
の門の上に櫓がある木造二階建て。31ヶ所の櫓の中で2番目に大きなもので
1873(明治6年)の廃藩置県で他の櫓と共に取り壊され、今は臼杵公園とし
て市民の憩いの場となっている。
 市では歴史的景観をつくろうと、91年度から臼杵城址保存整備をすすめてお
り、石垣の解体修復工事や畳櫓の解体修復工事、古橋周辺の修復整備などを行な
ってきた。
 今回復元される大門櫓は幅約7m、奥行き約4m、高さ約9m。基礎は昔の礎
石を使用し、当時の工法で施工する。
 壁は土壁で、しっくい仕上げ、完成は来年度中の予定。工事費は約6200万
円。




佐野清掃センター起工
佐野清掃センター
 ごみ処理広域化計画についてはダイオキシン類の排出総量の削減を図り、高度
な環境保全対策の必要性が国から示され、県のごみ処理広域化計画の中で、県内
を六ブロックに分け大分ブロックは大分市・大分郡だけであったが、これに臼杵
市・佐賀関町・竹田直入広域連合を含めた三市八町(大分市・臼杵市・竹田市・
野津原町・庄内町・湯布院町・狭間町・佐賀関町・直入町・荻町・久住町)によ
る広域処理計画により、大分市佐野地区に新しい清掃施設を建設することになり、
一月二十日、現地で起工式が行なわれた。
 式には県や工事の関係者を始め、広域市町関係者、地元代表関係者など約百名
が出席。
 総事業費は二百十七億六千三百六十三万三千円で、内臼杵市の負担対象事業費
は三十二億七千九百七十七万八千円。完成は平成十五年三月の予定で、ダイオキ
シン以外の排ガスについても基準を大幅にクリアする新環境型施設「佐野清掃セ
ンター清掃工場」として発足する。処理能力は一日当たり三百八十七トン。




津久見市消防特別点検
津久見市消防
 津久見市の平成十三年消防特別点検が一月十三日、市営グラウンドで消防団員
三百八十五名が参加して開催された。
 午前九時半、市助役の開式のことばに続いて小手川初生団長が人員報告。市長
・助役・収入役・来賓による人員服装、機械機具、第三分団による訓練、第二分
団青江部による操法を点検した後、岩崎泰也市長が講評。続いて表彰披露並びに
表彰が行なわれ、来賓の荒木竜県防災課長が祝辞を述べ、小手川団長が謝辞を述
べた後、鳥越宏造市議会議長の発声で万歳三唱、加嶋勇区長会長の発声で「火の
用心」を三唱した。
 この後、消防団員全員で市内を行進して津久見港突堤に向かい、埋め立て地で
放水点検をした。
 受賞者は次のとおり。
【消防庁長官表彰】▽永年勤続功労賞=山尾良行
【日本消防協会長表彰】▽功績賞(30年以上)神田義範・花崎孝男 ▽精勤賞(
25年以上)松尾利夫・中島重勝・島田剛 ▽勤続賞(30年以上)山尾恵宣・高木
清行・山南初朗・濱田利一郎・竹尾久信
【県知事表彰】▽山尾恵宣
【県消防協会長表彰】▽永年勤続功労者(35年以上)柴田芳雄・上野歳輝・平尾
好人(30年以上)小手川初生・山尾恵宣・府高昭則・竹尾久信(25年以上)竹尾
信秀・古田敬二・上野初男・高野寿紀・戸田忠徳(20年以上)伊東 心
【退職協会役員感謝状】岩崎信也
【永年勤続退団者感謝状】(15年以上退団者)森本義孝・松山金市・村松国夫・
上野安利・柴田一幸・野田美文・神田玉五郎・木戸幸一・山南初朗・中野恭次・
濱田利一郎・岩崎信也・幸 宏進
【消防庁長官報償(銀杯・賞状)】▽一号報償(25年以上勤続退団者)上野安利
・松山金市・山南初朗・村松国夫・濱田利一郎・神田玉五郎・野田美文・柴田一
幸▽二号報償(15年以上勤続退団者)木戸幸一・森本義孝・中野恭次・幸 宏進
【県消防防災対策協議会表彰】▽優良消防団員=宗聡史・神田敏和
【県消防協会津久見支部長表彰】▽精勤章(勤続10年以上)高木善行・塩崎勝也
・中野佳武・神田学・柴本篤・田中幸徳・吉良弘・中村毅・中鶴豊治・田村秀也
・中津留久憲・山本進・二村千城・上野繁和・野下秀也・小島健一・後藤哲也・
神田龍喜▽永年勤続退団者感謝状(10年以上15年未満)神品嘉之・川野廣俊・加
藤伸昭・成田英明・佐藤史朗・遠藤高洋・宗篤史・上野淳一・大村裕二・柴田誠
【津久見市消防団長表彰】▽部長以上退職者感謝状(在職2年以上)大村裕二。
(敬称略)




新春Fピックマラソン
Fピックマラソン
 前日の雨も上がって絶好のマラソン日和となった二十一日、津久見市鳩浦の市
漁村センターをスタート・ゴールにして「第六回新春リアスの町つくみF・ピッ
クマラソン大会」が開かれた。
 津久見の自然の美しい景色を楽しんでもらおうと、毎年開かれており、家族連
れで歩くピクニックの部から変化に富んだ海岸沿いの十キロを走るマラソンの部
など十三部門に挑戦するランナー六百八十八名が参加した。
 地元の仙水地区婦人会ではレース後の参加者に豚汁を配ったり、深良津地区の
有志たちが甘酒などを振る舞った。
 結果は次のとおり。
【小学生四年以下男子2キロ】1.小川大貴(堅徳少年野球)7分28秒2.小野圭司
(三重少年陸上ク)7分29秒3.後藤謙太(彦ノ内少年野球)7分52秒
【同女子2キロ】1.首藤麻希(三重少年陸上ク)8分17秒2.岩崎真央(南海部郡)
8分29秒3.上杉奈々(わくわくク)8分37秒
【同五年以上男子2キロ】1.小手川信貴(千怒少年野球)6分40秒2.三嶋晃弘(
三重少年陸上ク)6分45秒3.後藤悟仁(堅徳少年野球)7分03秒
【同女子2キロ】1.野中美麻里(大分市)7分14秒2.松浦仁美(大在小)7分50秒
3.大神優子(わくわくク)7分52秒
【中学生男子3キロ)1.佐藤雅倫(わくわくク)9分33秒2.新宮裕一郎(三重中陸
上部)9分36秒3.野中洋輝(大分市)9分37秒
【同女子3キロ】1.柳井優香(わくわくク)11分20秒2.今津那穂子(同)11分36
秒3.姫野由布子(同)11分49秒
【一般女子(高校生以上)3キロ】1.松木あつ子(大分市)11分37秒2.中津留智代
(津久見市)12分02秒3.二色愛(津久見陸協)12分47秒
【一般男子(高校生以上)5キロ】1.佐藤直樹(大分市)15分58秒2.相良圭一郎
(同)17分29秒3.山口伯行(佐伯市)17分38秒
【同(40歳代)5キロ】1.房前秀治(大分市)16分30秒2.生田博孝(津久見陸協)
16分59秒3.柳井国昭(わくわくク)16分59秒【同(50歳以上)5キロ】1.川下喜代
人(佐伯市)16分47秒2.高尾憲次(北九州市)16分53秒3.石川章一(臼杵市)17分
47秒
【同(高校生以上)10キロ】1.赤羽博文(大分市)35分13秒2.清家義浩(佐伯市)
35分45秒3.小町達美(津久見陸協)36分24秒。




新年ゲートボール大会
 『第二十三回ゲートボール協会会長杯新年ゲートボール大会』が一月二十八日、
臼杵公園グラウンドで開かれた。
 大会には市内の四〇チームが参加。六コートに分かれて行なわれた予選の結果
十二チームが決勝トーナメントに出場して、日頃の練習の成果を披露した。




うすき市公民館まつり
 今年も二月十日と十一日の両日、臼杵市中央公民館で、「であい、ふれあい、
まなびあい!」をテーマに「第十五回うすき市公民館まつり」が開催される。
 同まつりには、公民館で学ぶ五八教室生一五八四名が参加し、一年間の学習成
果を発表する。
 それぞれの教室は発表コーナー、展示コーナー、即売コーナー、昼食・喫茶コ
ーナーの各コーナーに分かれて発表を行なう。
 発表コーナーでは気功、展示コーナーでは生き生きセミナー・ガーデニング・
絵手紙、昼食・喫茶コーナーでは手作りパン・ジュニアクッキングの六教室が平
成十二年度新たに開設された。
 開催時間は十日は午前十時から午後四時まで、十一日は午前九時から午後三時
まで。詳しい問い合せは臼杵市中央公民館TEL63ー6444まで。




お年寄りと園児の交流
 臼杵市稲田の臼杵循環器内科の循環器リハビリクリニック(丸尾匡宏理事長)
では平成十年八月の開院当初から同クリニックのデイケアを利用しているお年寄
りと、近くのすみれ保育園(神田亜子園長)の園児が毎月一回、同クリニックを
訪れ、お年寄りと交流を深めており、平成十一年四月からは佐志生保育所の園児
も参加している。  この交流は同クリニック開設以前から関係者の間で「老人世帯が増え、世代間
のふれあう機会が少なくなった。子どもにはいたわりや思いやりの心を育てても
らい、お年寄りには園児たちと触れあうことで、豊かな感性を持ってもらおう」
と言う話になり、交流会のために、介護福祉士と保育士が毎月打ち合わせをし、
前回の反省と次回の計画について話し合っている。
 丸尾理事長は「最初はお互いにとまどいもあったようだが、お年寄りに笑顔や
声がよく出るようになり、痴ほうもかなり改善が見られる。子どもたちもボラン
ティアができる人に育ってくれるのではないか」と話していた。
 園児たちは同クリニックを訪れると、歌や踊り、楽器の演奏などのほか、お年
寄りと一緒になって絵をかいたり、昔話を聞かせてもったりして楽しい時間を過
ごし、最後には園児たちが一列になって、お年寄りたちの間を歩いて互いに全員
と握手して笑顔で手を振りながら帰って行った。




いわせて  弊紙「臼杵の文化財」での特攻隊の項を目にしたとき、時代とはいえ何と多く
の若者たちが散っていったことだろうかと残念に思う。
 十九才のこれからという時に国のためとは言え、死んで行かざるを得なかった
本人や家族の心境を思ったとき、平成のいま生きている者としてこんな生き方で
良いのだろうかとつくづく考えてしまう。
 今の十九才の若者に安正氏のような時世の言葉が残せるだろうか。正座をして
読まなければといった気持ちにさせるような文章が書けるであろうか。
 話は変わるが、今年は特に成人式の是非が全国各地で取り沙汰されているが、
成人式としての式典は必要であると思う。こういったものは一つの儀式である。
儀式というものは面白くも可笑しくもないものだ。が、しかし、長い人生の中
で節目がいくつかあるが、その中の一つの大切な節目の儀式でもある。
 当地の成人式も、テレビで報道されるようなことはないが、前々回までは来賓
が祝辞を言っても拍手なしで、国歌斉唱も主催者と来賓のみといった異様な雰囲
気。昨年からはいくらか改善されてきたようだ。
 では、なぜあのような騒々しい行動があるのかおばばなりに分析してみると、
理由一、親があまりにも幼児期より甘やかし、自由という言葉を履き違えた育て
方をしてきたこと。
 理由二、小さい頃から勉強、勉強で同級生同士が放課後や休日いっしょに遊ぶ
事など極端に少ない。ましてや、異なった年代(縦割り)で一緒に遊ぶなどはほ
とんどない。
 理由三、きちんとした儀式や式典になれていない。
 卒業式や入学式での主催者側のごたごた(国旗掲揚を行なう行なわない、君が
代を歌う歌わないの問題で深夜までの学校での話合い・そのあげくが式当日、君
が代を歌うのは、来賓と保護者のみの異様な雰囲気)
 理由四、自由・平等・差別という言葉の持つ意味。
 学校では運動会は差別になるからと徒競走はなし。勉強は苦手だが走りは得意
だという子もいるはずだ。
 詳しく書けば長くなるが社会へ出れば差別ばかり。それゆえに努力し精進に努
めるのではなかろうか。
 理由五、家庭では、核家族とかでじいちゃんばあちゃんとは暮らさず、親子で
自由な生活。自由な生活もよかろうが、何世代も一緒に暮らしながら我慢もし、
譲りあったり思いやりを持ったりしながらの生活を経験していく中で、自然に子
供らの心の中に人に迷惑をかけたらいけない、人に優しくするなどの気持ちが出
来てくるのだと思う。大家族の暮らしの中で時には死に様を目の当りに経験し、
生きることのつらさ、大切さを学び取って成長していくのではないだろうか。
 まず、親がきちんとした信念と責任を持って我が子に接していけば、親もそれ
なりに親学(おやがく)を学べ、親子で共に成長していけるのではないだろうか。
(文責・おばば)




臼津解剖  二十一世紀に入り早一月が過ぎた。臼杵市では市長選挙も終了し、後藤國利市
長の二期目がスタート。
 平成九年九月一日からスタートした臼津広域連合も四年毎の役員改選となり、
このほど同市で選挙を行い満場一致で後藤市長の二期目の連合長も決定した。
 同連合会の役割は、臼津地区での1.広域市町村圏計画の策定及び同計画の実施
に必要な連絡調整に関する事務2.葬斎場及び葬斎場公園の設置、管理及び運営に
関する事務3.救急医療施設運営費等補助事業に関する事務4.ふるさと市町村圏計
画の策定及び同計画に基づく事業の実施に関する事務5.介護保険法に基づく事務
のうち、要介護認定、要支援認定に関する審査判定義務(広域連合が作成する広
域計画の項目)とあるが、要するに財政難な市同士が合理化を進め、近くなのだ
からお互いがお金を掛けて造らなくてもどちらかで対応できるものは双方で有意
義に使っていこうというものだと理解している。
 新年号でも書いたように合理化するのであれば、また合理化するように広域連
合を作ったのであれば臼津地区は市町村合併の主たるものにならなければおかし
い。現在両首長が考えている合併案は別のところ(臼杵市は野津町と、津久見市
は上浦町と)にあり、一筋縄ではいかないような雰囲気もあるが、これまで全国
で市同士の広域連合が発足したのも臼津地区がはじめてと聞く。市民側は少しず
つではあるが臼津地区の合併も視野に入れてきている。
 ここらで検討委員会なるものを両市の代表者で構成し、両市長に提言をしてい
く段取りを始めてはどうだろうか?音頭をとるのはヤハリ臼津広域連合で!




すしマン 
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