●年越しは国宝臼杵石仏で | ||||||||||||||||||||||||||||
ミレニアム○○が叫ばれた今年も後数時間で終わりを告げる。新世紀へのスタ ートとなる2000年元旦は心も新たに臼津地区の発展へ向け、地元神社仏閣へ の初詣に出かける人も多いことと思われる。 国宝臼杵石仏では年越し供養法要が市仏教会の協力により大晦日の午前11時 から大日如来前で行なわれる。 一年間の石仏へのご加護に感謝するとともに来年の無事を祈る催しで、今年で 16回目となる。また、参道や各石仏群(古園石仏・山王石仏・ホキ石仏第一群 ・ホキ石仏第二群)の周囲に並べた約六百本のたいまつやかがり火が午後11時 半より一斉に点火される。 年が明けて一日、午前零時からは、地元久家本店提供の樽酒で鏡割りが石仏事 務所前で行われ、参拝者に振る舞われる。他に特製甘酒のサービスもある。 新しい年を元気で迎えられるようにと、地元臼杵のいかづち会による和太鼓の 演奏も同所で除夜の鐘とともに行なわれる。 他に八坂神社では『除夜祭』、福良天満宮では午後3時より『年越大祓』、『 除夜祭』が行なわれる。 特に福良天満宮では、12の干支を使った「干支くじ」なども扱っており、新 世紀の開運を占ってみたい方にはお勧めである。また午前0時からは甘酒のサー ビスやふくおこし、新年御神酒、おみくじ、御守、御札授与など各種内容で参拝 者の方々を迎える準備をしている。 元旦は午前十時から八坂神社でいかづち太鼓、豊後さくら太鼓の演奏が行われ、 福良天満宮では正午より行なわれる。 一方、津久見市では同市役所隣の赤八幡神社など地域の神社仏閣でしめやかに 年越しが行なわれる。 なお、臼杵石仏は午後十一時半時以降入場無料となる。問い合わせは、臼杵石 仏年越供養法要=臼杵市観光推進室TEL63‐1111。 |
●成人式は一月八日 | |||||||||||||||||
今年は第2月曜日の1月8日が成人式、勤務先によっては3連休となり、不景 気の続く中、この日ばかりは華やかな一日となる。 臼杵市・津久見市では、新成人の門出を祝う成人式が、それぞれの市民会館で 挙行される。 臼杵市では例年どおり、9時30分受付開始、10時30分開式の予定。 新成人は12月22日現在、男211名、女229名、合計440名で、村 上直教育長の開式のことばに続いて国歌斉唱、後藤國利市長の式辞、大槻邦夫教 育委員長のお祝いのことばの後、大分県知事、藤丸利光市議会議長、志村学県議 会議員が来賓祝辞を述べ、市長が新成人代表の正願の児玉美香子さんに記念品( 計算機つき時計)を手渡した後、最後に深江の佐々木真治さんが新成人を代表し て「20歳の誓い」を述べ成人式を終了。 また、津久見市でも当日 9時20二十分より受付開始、10時30分開式の予定。 今年の新成人は12月21日現在、男162名、女156名、合計318名 で、小野安敏助役の開式のことばの後、「君が代」斉唱、岩崎泰也市長の式辞、 濱野征子教育委員長のお祝いのことば、鳥越宏造市議 |
●臼杵造船所進水式 | |||||||||||||||||
臼杵市板知屋の株式会社臼杵造船所で14日、川崎汽船株式会社発注の自動車 運搬船マラッカ・ハイウェイ(17,000トン)の進水式が行なわれた。 進水式には関係者約30名が出席。命名式などセレモニーの後、支鋼切断、無 事進水、巨体を臼杵湾内に浮かべた。同船は、1,800台積みの運搬船で、全長 139m、幅23.2m、深さ15.05m、航海速力18.5KT、載貨重量約 5,800MT。 本船の特徴として、 1:八層のカーデッキの内二層をリフタブルデッキとし、(高さ1.85m以上) 比率を100%と高くしている。また最大重量約70トンの重車両を搭載可能。 2:車両乗り込み甲板を宸Tデッキとし、スターンランプ及びサイドランプの稼 動範囲を広くする事で荷役効率のアップを図っている。 3:外舷部、暴露部にはエポキシ/ポリウレタン系の防錆力の高い塗料を採用し ている。 4:接岸中の黒煙防止対策としてボイラー煙道にスモークインジケーターを装備 し、黒煙の早期発見に寄与している。 5:機関室防火対策の一環として、機関室監視カメラを設置している。 |
●出張竹光芸まつり |
去る11月3、4日の両日、第四回竹光芸まつり実行委員会(高橋真佐夫委員 長)主催による「うすき竹宵」まつりが市内中央部の二王座歴史の道一帯で開か れ、市内外から多くの人々が見物に訪れ、好評だったことから同委員会では、会 場に来られなかった人たちにも祭りの雰囲気を楽しんでもらおうと、12月1日 夕方、市内諏訪の特別養護老人ホーム「緑の園」(一原浩施設長)で出張竹光芸 まつりを実施した。 夕暮れ前から同ホームの食堂前の庭に竹ぼんぼり約300本を並べ、午後5時す ぎ、竹ぼんぼりの中のローソクに火をつけた。 お年寄りたちは、夕食を食べながら美しい竹光芸まつりの雰囲気を楽しみ、満 足した様子だった。 また、その後同市内安生寮や臼杵市立医師会病院でも約600本の竹ぼんぼりを 中庭や同病院の山間部に設置。駐車場内には同ぼんぼりで病院名でもあるコスモ スの字が作成され、夕食後のひとときを幻想的な雰囲気へと誘った。入院してい る患者さんにとっては一足早いクリスマスプレゼントとなった。 |
●第一回グラウンドゴルフ大会 |
「第一回エヴァホールわくや杯グラウンドゴルフ大会」が4日、臼杵公園運動 広場で開かれた。 150名が参加し、熱戦が繰り広げられた。 入賞者は次のとおり。 ◆優勝=吉田弘子(臼杵市福良)・二位=安東タツ子(臼杵市田井ヶ迫)・三位 =吉田ミツ子(臼杵市広原)・四位=若狭守・五位=江藤ハツ子・六位=三浦敏詮 ・七位=田中ミヤ子・八位=吉田計・九位=二宮山人・十位=板井金治(敬称略) |
●総合庁舎で防災訓練 | |||||||||||||||||
大分県臼杵総合庁舎は、臼杵市消防署から防火対象物の指定を受けており、火 災が発生しやすい時期を迎え、地震・火災の発生に対応するため、職員による迅 速な自衛消防活動と適切な避難行動、救援活動の訓練を行なうことによって、臼 杵総合庁舎に勤務する職員の防火意識の高揚を図り、人命や貴重な財産の維持安 全を図るため、12月15日朝、震度4の地震に伴う火災が発生して2名の重軽 傷者が出たとの想定で訓練を行なった。総合庁舎の職員約150名と臼杵市消防 署の12名が訓練に参加。 職員は119番通報するとともに屋内消火栓からホースを延ばして初期消火、 負傷者を救助して駐車場へ避難した。 職員は、初期消火係、避難誘導係、救護班、施設管理班、警備班などに分けて それぞれの持場で行動。訓練終了後、消防署長あいさつ、消防署講評に続いて消 火器取り扱い方法の説明や消火器を使って消火訓練を行なった。最後に自衛消防 隊長(臼津関地方振興局長)のあいさつで訓練を終了した。 |
●幼稚園でもちつき大会 | |||||||||||||||||
12月16日、臼杵市江無田のアソカ幼稚園(福永寿男園長・115名)では 恒例のもちつき・焼き芋大会を開いた。 大会には保護者ら約60名も参加して、もちつきを手伝い園児と一緒に約60 キロのもちをついた。 つきあがったもちは、園児と母親たちが丸めて、あんもち、小もちを作った。 また、園児たちが近くの畑でそだてたサツマイモを炭火を使って焼きいもを作 り、出来立てのもち入りぜんざいと焼き芋をみんなで賑やかにおいしく頂いた。 |
●オーナーミカン収穫 |
おおいた県南柑橘農業共同組合連合会では、12月9日・10日の両日、「ミ カンの木のオーナー」の収穫を津久見市千怒のミカン園で行なった。 ミカン狩りをしながら、津久見のミカンのおいしさを知ってもらう目的で同連 合会が毎年行なっている行事で、市内を始め県北地区からも家族連れなどのグル ープ30組、約150名が参加。自分たちのグループ名の名札がついたミカンの 木からハサミを使って上手に収穫していた。 参加者の話では、今年のミカンは甘みがあり、格別においしいとのこと。 |
●臼杵湾に稚貝放流 |
毎年4月から5月上旬にかけて臼杵市諏訪の海岸では、市内外から潮干狩りを 楽しむ人たちがおおぜい訪れ、大変賑わうが、臼杵市漁協では来春の潮干狩りシ ーズンに向けて、真玉町付近で採取されたアサリの稚貝約2.5トンを購入、11 日、組合員ら約20名が四隻の漁船で、臼杵湾内の諏訪海岸一帯に放流した。 来年のシーズンには手頃な大きさに成長する。 |
●柔道少年部大活躍!会員募集 |
小雨の降る12月17日(日)、佐賀県中原町で三県(福岡県・佐賀県・大分 県)少年柔道育成大会が行われた。 同大会は青少年の健全育成を目的とした各県でも選りすぐりの選手を集めた大 会で九州内でもレベルが高い大会の一つとなる。 当日は三県から約600人の参加があり40のチームで団体戦、個人戦が行われ た。 臼杵市からは、同柔道連盟少年部(会長=福永寿男・生徒33名)が参加、 個人戦・小学一年生の部で吉良勝弥が優勝、団体戦では高橋知也(福良小)・簑 原和秀(臼杵小)・冨田京平(臼杵小)・佐々木麻衣(市浜小)・藤澤隆典(福 良小)・高橋奈央(市浜小)のチームが見事優勝した。 同少年部では最近めきめきと実力を付けており、今年度だけでも既に団体優勝 六回を数えている。11月に広島で行われた西日本大会では、初出場とはいえ三 回戦まで進み今後が期待されている。 現在、同市営柔剣道場で週四回(火「午後六時半〜八時半」・水・金・土「午 後四時〜六時」)の練習を行っている同少年部の子供達は、試合の勝ち負けだけ でなく、日頃の挨拶や礼儀作法も学んでいる。見学は自由で、現在会員も募集し ている。問い合わせはTEL62‐2236(岡部整骨院)・TEL3‐1189(事務 局長=高橋正利)まで。 |
●大門櫓の棟上げ |
臼杵市の臼杵城址に復元される大門櫓の棟上げが12月2日、現地で行なわれ 来年度中の完成に向けて工事が進んでいる。 大門櫓は城の西側の町から城内に向かう二の丸西側の大手口にあり、観音開き の門の上に櫓がある木造二階建て。31ヶ所の櫓の中で2番目に大きなもので 1873(明治6年)の廃藩置県で他の櫓と共に取り壊され、今は臼杵公園とし て市民の憩いの場となっている。 市では歴史的景観をつくろうと、91年度から臼杵城址保存整備をすすめてお り、石垣の解体修復工事や畳櫓の解体修復工事、古橋周辺の修復整備などを行な ってきた。 今回復元される大門櫓は幅約7m、奥行き約4m、高さ約9m。基礎は昔の礎 石を使用し、当時の工法で施工する。 壁は土壁で、しっくい仕上げ、完成は来年度中の予定。工事費は約6200万 円。 |
●試験放送開始 | |||||||||||||||||
臼杵市では市民が待ち望んでいるケーブル網の整備が順調に進んでいる。 来年4月からの全戸(申込必要)放送に向け、臼杵ケーブルネット株式会社 (第三セクター)も新社屋に移転、同市内中央通り商店街の活性化に一役かって いる。 現在は同市役所市民課ホール及び同ケーブルネット社内一階ホールにて試験放 送を開始していおり、一般家庭でもすでに約300件が受信を始めている。 |
●郷土で平野勝展 |
数々の作品展を行ってきた臼杵市市浜の中国陶瓷美術館では年明けの1月20 日(土)〜3月11日(日)までの間、日本画家平野勝展(同市福良出身)を併設 ギャラリーHARUで行う。 平野氏は現在東京在住で同商業高校を卒業後、同郷出身の南画家・白須心華に 学び、師の死後上京。 日本画に転向し、働きながら絵を描き昭和19年、日本画の大家・川端龍子に 師事、花を得意とし、日府展、青龍展入選15回など数々の賞を受賞している。 88歳の今も現役で創作活動を続け今回故郷の臼杵で個展を開くこととなった。 入場料は大人300円、小・中・高校生100円となっている。問い合わせは 中国陶瓷美術館TEL62‐2882まで。 |
2001年の年頭にあたり、スポンサーや読者の皆様方へ謹んでご祝辞を申し 上げます。 小紙もこの節目の年に第200号を発行することが出来ました。 これも偏に弊紙を応援していただいた皆様方のおかげと感謝し衷心より厚く御 礼申し上げます。 さて、うすきの未来をかけた市長選が記念すべき年明けに相応しく1月7日告 示、14日の投票へ向けて早くもスタートをしましたが、時節柄年末年始は静か にしていただき、新春5日より前向きかつ建設的な論戦を繰り広げて大いに戦っ ていただきたい。 現職、新人ということのようだが、現職の応援をする人は、おっとり刀で「俺 が俺が」と駆けつけるのはよした方がいい。「俺が」と言う人は利権がらみの利 権たれ受け精神が大いにあるのではないか。 また、選挙時に頭を下げて頼んで歩けば当選後、選挙民は物事を頼んでも聞い てくれないと言う。 お互いに頭を下げないということが前提である。 新人を応援する人は責任を持ってやって頂かないと大変なことになる。 2階に上げたはよいが、下から梯子をはずすようなことでは将来の市長候補は 育たない。 どちらにしてもブタを木に上らせた人は、責任を持って木から下ろすこと、間 違っても途中で梯子を外したりしないことだ。 弊紙としては告示後、各候補者へ就任後の所信表明を提出して頂き、投票日前 には選挙特集号を発行し臼杵市内全戸へ配布の予定。 |
20世紀も残すところ後わずか。今世紀中には実現出来なかったことが多々あ るように見受けられるが、当臼津地区においても例外ではない。 先般、県が発表した大分県市町村合併推進要綱を見ると国が考えている市町村 合併特例法の期限である平成17年3月までに各市町村が自主的に合併への考え を進めていくことを推進し策定するものであった。 現在の国の台所事情は貧ぱくしており、県、各市町村どれをとってみても借金 だらけである。景気が悪いとわかれば公共工事の前倒し、最近に至ってはIT関 連の事業の増額投入などでお金の循環を良くして景気の上向きを!と考えている が、基本的に余分な物が蔓延しているのが実状である。 お金が掛からないようにと各種事業を民間委託へと切り替えてきてはいるが、 実際問題として行政が行ってきた物より経費が可算されているものも珍しくない。 「どこに(業者)何(事業)をやらせるか」も問題をクリアする一つの手段で はあるが、「どうせ補助金だから!」といった考え方ではなく、いかに円滑にそ のお金を利用していくかを考えていかなければこの先ただの借金だけになってし まう。商売人は借金も資産の内として考えてきたが、その考えを持てる人が何人 臼津地区にいるのか、有効な資産形成を考えてほしい。 市町村合併が良い、悪いは別として、このままでは全国的にも県内でも臼津地 区は遅れを取っていくし、先の見通しは暗い。市民の側からの発案、行動を節に 願う。 早い時期の行動こそが後々の先導者たる役割を果たすこととなるであろう。 |