ここでは臼津タイムズ11月号の記事、そして連載まんがのすしマンを紹介しています。

うすき竹宵、九州の秋の風物詩へ

 台風の過ぎ去った温かい天候のなか、九州の秋の代表的なお祭りになるであろ
う「うすき竹宵」(主催/第4回竹光芸まつり実行委員会・委員長/高橋真佐夫)
が臼杵市中央通り商店街、近隣地区及び二王座周辺で行われた。
 昨年から2日間の開催となった同まつりは、今までの行政主導型のお祭りとは
ひと味違い、同市内の各種団体が頭と身体をフルに使い市内の活性化へと始めら
れたお祭りである。
 また、同時開催となった第22回臼杵市ふるさと産業文化祭も同地区で開催され
た。
 夜のイメージが強い「うすき竹宵」では日中の集客が少ないことから、各種イ
ベントを行っているワープ企画による「ワープ生活情報展」(特別協賛/臼杵運
送株式会社)が同市こども公園で3日、4日の両日行われた。
 午前10時からオープンした同イベントには老若男女問わず、多くの来場者が集
まった。日中はサントリービールの試飲会を始め、子供にはジュースの試飲会、
夜になってからはサントリーウイスキーのお湯割り試飲会等を行い、昔ながらの
産業祭を思い起こさせた。
 また、ステージ上では高校生や若者によるバンド演奏や千歳村の柴山神楽、P
L臼杵MBAによるバトンの演技などが行われた。
 夕方五時になると町中には六千本を越す竹ぼんぼりに明かりがともり昔ながら
の町並みを幻想的に彩っていった。
 昔の酒蔵(久家の大蔵)を利用した特製ぜんざいと特製カクテル「竹乃蔵&竹
酔」(主催/臼杵市商工会議所青年部会・会長/大塚州章)では酒蔵の中を装飾、
限定販売となった一夜限りのぜんざいとカクテルを販売した。畳を敷いた蔵内に
は散策で一休みといった観光客や地元の来場者が詰めかけた。

**久家の大蔵でのカクテル販売**




国宝臼杵石仏で金婚・銀婚式
 社団法人臼杵青年会議所(理事長/松崎亨)では、「うすき竹宵」2日目とな
る11月4日、臼杵市深田の里で「第三回国宝臼杵石仏金婚・銀婚お祝いの会」を
開催した。
 昨年までは同青年会議所が金婚・銀婚各一組を無料で招待し、PRに努めてき
たが、今回より旅行社やJR九州などのエージェントへの対応を進め、少しでも
民間への提言ができればと路線をかえて行なった。
 当日は、金婚を迎えた四組と銀婚を迎えた五組の夫婦が参加。臼杵市仏教会の
有志による「聖祝の儀」が営まれ、読経が流れるなか、参加した夫婦は、一組ず
つ大日如来像前で手を合わせ深く頭を下げてお祈りをした。その後、石仏休憩所
前に設けられた特設テント前でもちつきを行い、観光客に縁起餅を配って歩いた。




沖縄を歩く
 津久見市歩こう会(会長/川野秀吉)では昭和45年7月、第一回の歩こう会が
発足して30年。璽来、月一回の定例歩こう会を雨の日も休むことなく、みんな元
気で仲良く楽しく無事故で21世紀に向けて歩き続けています。発足当時、12名の
会員も現在、285名となり、先月の定例歩こう会までの歩行延べ距離は、2603キ
ロ・参加延べ人員は40455名で、目標の稚内までの残り距離は103.7キロとなり、
21世紀早々には目標達成の予定。
 今回30周年記念行事として、11月13日(月)〜15日(水)の予定で、沖縄県
那覇市・恩納村・沖縄市を訪問、現地で記念歩こう会を実施。参加者は107名で
沖縄の名所旧跡を訪ねる。
 また、糸満市の歩け歩け協会の会員と交流歩こう会を実施、糸満市平和記念公
園(摩文仁の丘)で、《平和記念・糸満市・津久見市交流歩こう会》の横断幕を
掲げて約2キロの公園内を歩き、会員の親善友好と、地域間の交流を深める。




『文化の日』功労者表彰
 文化の日の十一月三日、津久見市の市民会館で関係者ら約四十名が出席して、
「文化の日功労者表彰式」が行なわれた。
 岩崎泰也市長が功労のあった四名に対し、表彰状と記念品を手渡して式辞を述
べ、鳥越宏造市議会議長と古手川茂樹県議会議員の祝辞に続いて受賞者を代表し
て、秋田忠夫さんが謝辞を述べた。
 ▽受賞者は次のとおり。
 【交通安全功労】川野義晴(上青江・七七歳)
 昭和二十四年津久見地区自家用自動車組合専務理事として就任以来、現在まで
五十年余の長期にわたり、交通関係業務一途に専念。
 この間、交通安全協会の常任理事として津久見市における交通諸団体の基礎と
内容の充実に尽力し交通安全運動の推進に貢献。
【産業経済功労】秋田忠夫(井無田町・七O歳)
九年の長期にわたり津久見市農協代表理事組合長として柑橘の振興及び花き、イ
チゴ等の生産の拡大と農家の経済的、社会的地位の向上に尽力。
 また、大分のぞみ農業協同組合の初代代表理事組合長として臼津関地域の産業
の発展に尽力、さらにおおいた県南柑橘農業協同組合連合会の初代代表理事会長
に就任し、県南かんきつ広域選果場建設に尽力され、農業の振興に寄与した功績
は多大。
 【産業経済功労】田中良一(四浦・六九歳)
平成四年から十年まで津久見市漁業協同組合長を務め、漁業アップ運動と消費及
び販路拡大にに尽力、「津あじ」「津さば」の基礎造りに努め地域水産業の振興
に尽力された業績は多大。
 【社会教育功労】高野友子(港町・五九歳)
公民館料理教師として三十年間、子どもから高齢者までの広い年齢層に対し、各
種料理教室を指導しながら、社会教育委員として九年間の活動において知識や技
術を教えてきた経験を生かし、生涯学習について貴重な意見を市の教育行政に具
申した功績は大。
 また、臼杵市でも三日、市民会館小ホールで「文化の日臼杵市表彰式」が行な
われた。佐世和彦収入役の開会のことばに続いて、後藤國利市長が受賞者三名に
対し表彰状と記念品を手渡して式辞を述べ、来賓の藤丸利光市議会議長、村上直
教育委員長が祝辞を述べた。
 受賞者を代表して安東正和さんが謝辞を述べた。
 ▽受賞者は次のとおり。
 【社会文化功労者】安東正和さん(温井・七六歳)
昭和五十八年中臼杵小学校長を退職後、六十三年から昨年まで県書道教育研究会
の役員として書道の段位取得の審査員を務め、昨年四月からは県書道教育研究会
の会長の要職に就かれた。
 県内で書道に取り組んでいる児童・生徒・学生・一般へ書の心を指導し、多く
の県民への書道浸透並びに人材育成に尽力、県の書道発展に貢献。
 【社会文化功労者】高橋正(南海添・七二歳)
昭和三十二年、臼杵市美術協会の結成以来、絵画の鑑賞や絵を描くことの楽しさ
を多くの市民に味わってもらうため、臼杵市美術展や作品鑑賞会を盛んに開催、
絵の解説を積極的に行ない、鑑賞者へ絵の素晴らしさを伝えていく啓蒙活動を続
けており、市民の文化意識の高揚を図ってきた功績は大きい。
 【医療功労者】長尾忠(佐志生・六八歳)
昭和四十六年に佐志生に開業以来、地域住民の健康面はもとより、福祉面、心の
ケアにまで携わってきた地域保健医療への貢献は多大である。
 また、開業以来、豊洋中学校、昭和六十二年より佐志生小学校の校医として、
児童・生徒の健全育成に貢献している。




高齢者・心身障害者体育大会
 『第二十五回臼杵市高齢者・心身障害者体育大会』が十月二十七日、臼杵公園
グラウンドで開催された。
 同大会は市内の高齢者・心身障害者の健康保持と相互の親睦を図るとともに地
域の担い手として市政の発展に寄与することを目的に毎年開かれている。
 同日は、高齢者・心身障害者をふくめて千五百人と職員など合計千六百人が参
加し、盛大な大会となった。
 開会式では、国旗掲揚、優勝旗返還の後、加嶋老人クラブ連合会長が主催者あ
いさつを述べ、来賓を代表して後藤市長らが祝辞を述べた。続いて選手宣誓があ
り、全員でラジオ体操の後競技開始。
 赤・黄・緑・桃・白の五組に分かれて行なわれ、午前の部ではビンツリ競争、
ボール運び、玉入れ、輪投げ、車椅子レースなどがあり、午後の部ではスプーン
レース、ゲートは楽し、円盤投げ、玉入れなどの楽しい競技に選手たちは一所懸
命取組んでいた。また、応援席からは盛んに声援と拍手が送られ、会場は熱気に
包まれていた。




中学校駅伝大会
 『第四十八回県南中学校男子駅伝大会』と『第十回県南中学校女子駅伝大会』
が十月二十四日、市内末広〜田ノ口折り返しのコースで行なわれた。
 男子は六区間二十キロのコースに九チーム、女子は五区間十二キロのコースに
オープン参加二チームを加えて十チームが参加、健脚を競った。
 ▽成績は次のとおり。
 【男子】1.北中A(武生大典、源嘉聡、陶山武尊、山本泰浩、石川貴浩、仲野
恭平)67分48秒 2.西中A=68分55秒 3.北中B=71分26秒 4.東中 5.西中C
6.西中B 7.南中 8.北中C 9.豊洋中
 【区間記録】1区=武生大典(北中A)16分39秒 2区=鶴峰博之(東中)10
分21秒 3区=陶山武尊(北中A)6分24秒 4区=須山修(東中)10分21秒
5区=高橋和也(北中B)10分25秒 6区=仲野恭平(北中A)13分35秒 
 【女子】1.東中A(平川沙代、衛藤真希、湊志帆、佐藤まりな、三田村綾)
46分16秒 2.西中A=47分47秒 3.西中B=49分39秒 4.北中A 5.南中
6.東中B 7.東中C 8.豊洋中 オープン参加(西中C・北中B)
 【区間記録】1区=平川沙代(東中A)11分05秒 2区=衛藤真希(同)7分
20秒 3区=湊志帆(同)7分44秒 4区=毛利菜美(西中A)7分42秒 5区
=中津留早紀(同)。
 また、津久見市でも『第四十九回津久見市中学校男子県駅伝予選大会』と『第
十二回津久見市中学校女子県駅伝予選大会』が十月二十四日、津久見市民会館を
スタート・ゴールにして開かれた。
 男子は六区間二十キロのコースに四チーム、女子は五区間十二キロのコースに
三チームが出場し、熱戦を繰り広げた結果、男女とも一中Aチームが優勝した。
 【男子】1.一中A(後藤竜治、松下光宏、松下雄基新名健人、上野真史、和田
晃人)70分43秒 2.二中A=71分48秒 3.一中B=80分14秒 4.保戸島中A
 【区間賞】1区=成松拓郎(二中A)17分51秒 2区=松下光宏(一中A)
10分27秒 3区=松下雄基(同)6分48秒 4区=新名健人(同)10分16秒
5区=薬真寺敦(二中A)10分22秒 6区=和田晃人(一中A)14分13秒
 【女子】1.一中A(広田美沙樹、坂本奈々恵、小手川智美、上場絹代、新納理
沙)49分00秒 2.二中A=49分40秒 3.一中B=56分15秒
 【区間賞】1区=広田美沙樹(一中A)12分01秒2区=坂本奈々恵(同)7分
56秒 3区=大坪奈々恵(二中A)8分18秒 4区=上場絹代(一中A)7分59
秒 5区=寺本志穂(二中A)11分54秒。




臼杵市へ『ふぐ列車』到着
 十月二十二日午前十時半ころ、臼杵駅に七両編成の臨時列車が到着、約三百六
十名の乗客が降り、駅前広場に集合した。
 同団体は、JR九州大分支社が企画、募集した「ふぐ列車」で臼杵ふぐを食べ
ようと、中津、別府、大分の各駅から乗車、駅前広場での歓迎式に臨んだ。
 式では、JR九州大分支社の川野敬雄大分鉄道事業部長の主催者あいさつに続
いて、後藤國利臼杵市長が歓迎のあいさつを述べ、臼杵市フレッシュガールが参
加者の代表に花束を贈呈、豊後さくら太鼓の演奏で歓迎した。
 参加者らは十四のグループに分かれて、出迎えの臼杵市料飲店組合ふぐ部会の
案内で各店へと分散。「ひれ酒」やビールを飲みながら、「ふぐ刺し」「ふぐち
り」「空揚げ」「ふぐ雑炊」などフルコースを味わった。
 ふぐ料理を十分堪能した参加者たちは、「うすき・かたりべの会」のメンバー
の案内で、秋色の濃くなった町並みを散策、満足げに帰途についた。




秋季全国火災予防運動
 『火をつけた あなたの責任 最後まで』を全国統一防火標語にして、今年も
恒例の『秋季全国火災予防運動』が、十一月九日から十五日までの一週間実施さ
れる。
 臼杵消防署でも市民の皆様に火災予防と防火の普及徹底を図って行くために、
次のとおり各種行事を予定している。
 九日=▽予防週間開始信号サイレンの吹鳴(七時)▽火災警報サイレン吹鳴(
期間中、毎夜十九時)▽防火広報宣伝(新市内地区)▽一人暮らしの高齢者宅防
火訪問(二分団地区)
 十日=▽防火広報宣伝(旧市内地区)▽一人暮らしの高齢者宅防火訪問(三分
団地区)▽防火対象物の立入検査
 十一日=▽分団管轄内の防火広報宣伝 ▽防火対象物立入検査
 十二日=▽消防総合演習(可搬分団地区)▽防火対象物立入検査
 十三日=▽ちびっこ消防士防火運動会(臼杵公園グラウンド十時〜)▽防火対
象物立入検査
 十四日=分団管轄内の防火広報宣伝 ▽防火対象物の立入検査
 十五日=十四日と同じ 
 その他=▽消火訓練・避難訓練等指導(関係者の要請)▽消防水利等の点検整
備 ▽一般家庭の防火診断▽地区内防火パレード。




いわせて…ホンネ  秋のお祭りも一段落し、紅葉の季節に突入と思いきや台風が来たり、日中の気
温が三十度を越し半袖のTシャツで過ごせたりと、なかなか秋の訪れが感じられ
ない十一月である。
 臼津地区では各種の催しが行われたが、行政内の各課の対応はというと少々異
なるようである。
 先般津久見市で行われた第十八回津久見市ふるさと振興祭・第5回つくみ「活
き粋き」フェア・第十五回日豊経済圏開発促進協議会交流大会と三つのイベント
が同時開催された。
 先の二つのイベントは、同市内の商業、工業、農業、漁業、林業等の活性化の為
始められたものであるが、三つ目の「日豊経済圏開発促進協議会交流大会」は、東
九州自動車道(高速道)の早期着工、早期開通を目的に同主旨に賛同する近隣(大
分県南部・宮崎県北部)の各市町村が互いの交流を通じて国や県へのアピールの場
として始められたものである。しかし、高速道が平成十三年度内に開通の見込みが
付くや臼津地区の熱の入れ方は回を重ねるごとに下火となってきた。
 もう一つ付け加えれば、今月六日に大分宮河内IC〜津久見IC内に設置される
三つのトンネルの最後の貫通となった九六位トンネルでの全通式には臼津地区の各
市長、佐伯市長は参列していたが大分市長は代理出席であった。
 今回の日豊経済圏での臼杵市からの商業での参加はゼロ。農業・林業はすでに広
域化されているので参加はあったが、一抹の寂しさは残る。お隣ではないか。
もう少し近所つき合いを考えてもよいのではないか。
 各自言い分はあろうが全てが後手後手の後味の悪さが残るイベントであった。
                               (豊の地蔵)




臼津解剖  21世紀の夜明け、2001年の新春には臼杵市長選挙が実施される。
 11月12日の朝がゆ会には後藤市長が出席し「前期4年の実績と後期4年の抱負
を語る」という演題で話をして頂く予定である。
 今まさにアメリカ大統領選が行われようとしている。読者の目に弊紙がふれるこ
ろには21世紀を担う新大統領が誕生していることだろう。
 アメリカでは大統領は2期8年と決められているが、是非は別として確かに考え
方としては妥当である。
 大分県でも平松県政が長期にわたり政権を担当し、過去は別として現在に至って
は大分県の発展に大きく弊害をもたらしているのは言うまでもない事実である。
 津久見市においても岩崎市長の長期市政により市民、役人、団体等が批判をしな
くなり、《イエスマン》のみを優遇する現実を見るにつけ市民の間では批判する人
は隠れてコソコソと悪口を言っている。声を大にして建設的な意見を述べてほしい。
 批判なくして発展なし。
 さて話は元にもどるが、後藤市政も前期四年の実績を踏まえて、後期四年で総仕
上げができるように全力を上げて取り組んで頂きたいものだ。
 歴史に残る8年間であることを切に祈る!
「リード無くして首長なし」「後継者作れずして首長なし」世紀末にあたり両首長
に切に望む。




すしマン
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