ここでは臼津タイムズ10月号の一面記事、そして連載まんがのすしマンを紹介しています。

まつり満載、ふるさとの秋

 朝夕が涼しくなり秋まつりシーズン到来となる今月二十一日(土)・二十二日
(日)の両日、津久見港埋立地で第十八回津久見市ふるさと振興祭・第五回つく
み活き粋きフェアが行なわれる。また、第十五回日豊経済圏開発促進協議会交流
大会も同時開催となる。
 初日は十時からもちまき、幼稚園・保育園児による宗麟音頭、宗麟太鼓等があり、
同市出身で歌手の川野夏美さんの歌謡ショーも十二時半より行なわれ、祭りに色
を添える。
 午後二時からの芸能では、日豊経済圏より日向ひょっとこ踊りが披露され同市と
の交流を図る。
 二日目は、九時半より恒例となった花の無料配布があり、十一時からと午後二
時からの二回、ちびっ子に人気のタイムレンジャーショーが行なわれ祭りを盛り
上げることになる。
 今回は津久見の水産物・農産物・特産品の他、宮崎県や県南の物産も多数出店
の予定で盛大に開催される。
 臼杵市では、第二十二回うすき産業文化祭とうすき竹宵(第4回竹光芸まつり)
が十一月三日(金)・四日(土)の両日、同市中央通り商店街及び二王座近郊で
行なわれる。同まつり一週間前となる十月二十八日(土)には、七宵(しちよひ)
と称した安全祈願祭も同市内八坂神社で行なわれ、リハーサルを兼ねての開催と
なる。
 同まつりは、市街地活性化の一翼や国宝うすき石仏がある深田地区に昔から伝
えられる真名野長者に関する伝説を基に、民間の各種団体が一つになり考えられ
たものである。
 同日は二王座の歴史の道を中心に市内中心部を竹ぼんぼりで間接照明し、幻想
的な世界をつくることになっている。また、4日は金婚・銀婚式も石仏で行う。

**去年の竹光芸**




関西でふるさとを満喫
 二年に一度行なわれている「関西地区臼杵人会」が今年は二十周年という節目
を迎えて十月七日、大阪市中央区の「ホテル京阪」で一二五名が集い盛大に開催
された。
 午後一時からの開催というのに、午前中から早々に集まり懐かしい顔を見つけ
てはあちこちで交歓の場が広がっていた。
 定刻には同会の内藤副会長の開会宣言で始まり、続いて幸川会長が「関西地区
臼杵人会はふるさと臼杵をこよなく愛している人々の集まりです。臼杵に帰った
つもりで鎮南山を瞼に浮かべ、方言丸出しで大いに語り合い歓談して頂きたい」
と歓迎のあいさつ。
 臼杵から出席した足立商工会議所会頭は、徐々に趣を変えている臼杵市の近況
を交えた挨拶を、佐藤臼杵市文化産業部長は、日蘭四百周年行事で長崎に公務出
張のため欠席した後藤市長の欠席のお詫びとお礼の言葉を代読。
 志村県議会議員は臼杵を含めた大分県全体の状況を報告し「臼杵は山も水も海
も川も空気もきれいな町です。[住む町臼杵]を守っていくのも地元に居る者の
責任と強く感じています」と祝辞。
 臼杵からの出席者を代表して、藤丸市議会議長が謝辞を述べた。
 各テーブルには会席料理のほか、臼杵から持参した佐藤のかまぼこや後藤製菓
の臼杵煎餅が配られ、好評を博していた。
 前回までは関東在住臼杵人会と前後し続けて行なわれていたが、今回は単独で
行なわれたため上阪組にはゆったりとした日程で、夜は琵琶湖ホテルで歓迎の懇
親会が開かれ、時の過ぎるのも忘れ遅くまで大いに語り合っていた。




臼杵造船所進水式
 臼杵市板知屋の臼杵造船所で10月3日、佐賀関〜三崎間に就航する旅客船兼自
動車渡船『ニユー豊予3』の進水式があった。
 式には、船主の国道九四フェリー株式会社(佐賀関町)の関係者ら約60名が
出席。命名などのセレモニーのあと、無事進水、波静かな臼杵湾内に美しい姿を
浮かべた。
 同船は699総トンで全長71・5m、幅12・6m、航海速力16ノット。
旅客292名、トラック41台(長さ4・4m換算)を積載できる。
 特徴として、▽「人にやさしく」をコンセプトにバリアフリー対策として身障
者用トイレや客室出入口に自動扉を装備している。▽乗船客の乗り心地をより一
層良くするためフインスタビライザーを装備している。▽低振動及び低騒音の最
新省エネ型で排ガスNO排出規制対応型の主機及び補機を搭載している。




動物とのふれあいを体験
 臼杵保健所では、9月22日、臼杵市の中臼杵小学校(利光蓉子校長・41名)
で動物ふれあい教室を開いた。
 ラブラドールレトリバーやトイプードルなど4匹の犬を連れて、同保健所職員
と衛生課の本山秀樹主任監視員、臼杵動物病院の村岡隆一院長が訪れ、児童全員
に優れた耳や鼻を持つ犬の体の特徴を説明し、盲導犬や警察犬など、犬の職業を
紹介。また、犬の散歩のさせ方や小型犬を抱いたりして犬と触れ合った。




カボスの消費拡大へ
 9月22日、県カボス振興協議会では県・JAおおいた経済連・カボスレデ
ィら約40名が参加して、東京都中央卸売市場でカボスの試食会や各卸会社など
を訪問して、販売宣伝をした。翌23日には、目黒区で開催された「さんま祭
り」に相良浩・県農政部長らを始め、臼杵市役所からも後藤國利市長・伊藤正幸
農政係長・山木哲男観光推進室主事のほか、JAのぞみ、フレッシュガールが参
加。炭火焼きしたサンマにカボスを添えて試食してもらい、大変好評だった。
 また、カボスを無料配布してPRにつとめた。




博多で観光物産PR
 昨年より始まったハッピーマンデーの10月9日、県観光のPRの一環として福
岡県博多区内のデパート前 で大分県県南の観光物産展が行われた。
 同日は、臼杵市からも観光と物産をPRするため観光課職員をはじめとする約
十名が参加、会場で臼杵煎餅や地元産ドレッシング、観光パンフレットなど20
00セットを配布した。
 また、11月に行なわれる「うすき竹宵」の宣伝も同実行委員会のメンバーが
参加して行なわれた。




豊の船、韓国へ向け出港
 新しい「豊の国づくり」の中核として大きな役割りを担う女性が、船内生活を
共にして研修し、相互の連帯と強調を深め、韓国女性との交流を通じて国際的視
野を持った指導者として、地域活動への意欲を高めるとともに、2002年ワー
ルドカップ日韓共催が目前に迫っていることを踏まえ県民あげての気運の醸成を
図るため、女性の交流の推進役となることを目的に、『第19回まちとむらをつ
なぐ大分県豊の船』(団長=三浦タカコ県地域婦人団体連合会長・535名)が
10月3日、別府国際観光港から日本クルーズ客船の「おりえんとびいなす」で韓
国に向けて出港した。
 一行は3泊4日の日程で釜山市、蔚山市、慶州市を訪問。世界文化遺産の見学
や、農業視察と韓国家庭訪問など交流を深める。
 松知事があいさつ。代表者が誓いの言葉を述べた。 




臼杵石仏特別法要
 臼杵市観光協会は、平成7年3月、国宝に指定された大日如来像に代表される
古園石仏群前に平成10年12月、専用の祈願用紙と御祈願箱を設置。
 1月、5月、9月の三回臼杵市仏教会の有志寺院の協力を得て願い事に対して
特別法要を営んでいる。
 9月26日午前11時から営まれた特別法要では6人の僧侶が同石仏群前で
読経。前回の5月末以来、4319通の願い事が寄せられていた。
 特別法要には願い事を投かんした一般の人も参列でき、観光協会の関係者ら約
30名が、石仏に願い事の成就や悩み事の解決などを祈った。




玉井重美チャリティーショー
 臼杵市吉小野の玉井重美さん(七四歳)が9月17日、洲崎の臼杵市民会館で
「玉井重美芸能60周年記念チャリティショー」を催した。
 同氏が芸能に関係したのは15歳の時、市内の八坂神社で神楽の練習を始めた
のがきっかけで、同神社の臼杵祇園まつりには、欠かさず参加している。 
 太鼓や笛、舞踊も手がけ大分市の吉野臥龍梅太鼓や豊後さくら太鼓、いかづち
太鼓、臼杵いかづち太鼓など太鼓グループの結成にもかかわり、現在も太鼓演奏
の指導や小・中学生に神楽の指導、各種イベントへの出演などをしている。
 ショーは、三輪流臼杵神楽から始まり、太鼓グループの演奏や舞踊などが繰り
ひろげられ、玉井さんの太鼓独演会もあった。
 午後1時開演、入場料は1000円で、収益金は市の社会福祉のために寄付をした。




名物ふぐに舌鼓
 臼杵市料飲店組合のふぐ部会(遠藤光弘部会長)では、このほど同市洲崎の「
亀城鶴」で『第九回臼杵ふぐ祭り』を開催した。今年も大分市や佐伯市など市内
外から約180人が参加。
 遠藤部会長のあいさつに続いて、足立臼杵商工会議所会頭の音頭で乾杯。
 テーブルにはふぐ刺しや唐揚げ、ふぐちり、ふぐ雑炊などのコース料理が並び
飲み放題のビールやひれ酒で臼杵ふぐを満喫した。
 ステージではビンゴゲームなどもあり、参加者は、名産のカボスやひれ酒など
をお土産に満足した様子で帰路についた。




観光カレッジ卒塾式
 個人旅行や交流型観光が人気を集めるなど観光の形態が変わりつつある中、県
では将来の観光を担う人材を育成するため昨年9月、豊の国観光カレッジ(塾長
・西村幸夫東京大学工学部教授)を開設、観光カレッジを通じて塾生の知識や感
性を磨き、21世紀の観光産業の振興を図る。
 観光カレッジには県内各地から観光施設の若手経営者など26名が入塾し、
一年間、講演会や観光地見学などで地域の観光振興策などを考えてきた。
 9月26日、トキハ会館で第一期生の卒塾式が行なわれ、別府、湯布院、臼
杵などの塾生が研修の成果を述べ、塾生を代表して甲斐賢一さんがあいさつ。平
松知事が一人ひとりに卒塾証を手渡し、激励の言葉を述べた。




妖怪で町並み探検
 13日の金曜日、臼杵市内で「第四回臼奇夜行」が臼杵ミワリークラブ(会長
=渡辺康生)主催で行なわれ、市内の約80名の小学生や大人が参加した。
 今回行なわれた町並みウォーキングは、うすき元気っ子実行委員会と臼杵市教
育委員会が市内の小学生を対象に開いている「うすき元気っ子教室」の十月学習
会の一環として同ミワリークラブと共催した。
 参加者は午後六時に中央通り商店街に集合、市内妖怪出現ポイントを回って歩
いた。昔から伝えられる話に子供達は熱心に耳を傾け興味津々で聞き入っていた。




いわせて…ホンネ  秋の収穫をむかえあちこちで稲刈りが行われている。
 昔と違って専業農家が減り兼業農家が増えた今、子供たちも田植え休みや稲刈
り休みがなくなり田んぼで遊ぶ姿も見なくなった。
 臼杵市では小・中学校共同給食センターが稼働して約一ヶ月が経過。献立に使
われる野菜などは地元生産によるものも一部使用され、新鮮かつ安全な食材を提供
していると聞く。最近の報道では異物混入事件や事故を扱ったものが多く、訂正
広告等も連日のごとく掲載されているが、今まではそういったものが無かったの
だろうか。いや、大なり小なりお客様相談室には苦情の電話があったはずだ。な
ぜそれがこうも大々的に騒がれるようになったのか。
 企業や生産者としては細心の注意を払って生産しているところもあるわけだが、
消費者側にも責任が無いわけではない。昔であれば「贅沢は敵である」といった
時代もあり、食べれる物は何でも食べていたはずだ。
 ある議員の話によると給食を食べた生徒が「おいしくね〜」、「じゃがいもが
煮えていなかった」、「カレーが小麦粉ぽかった」、「はるさめが固かった」な
どなど多数の不満があったと聞いた時、この子供達は家でもこのようなことを言
っているのだろうか?と疑問を抱いたと同時にこれからの給食には何が求められ
ているのだろうかと考えさせられた。異物混入については言い訳できないが、「
昔はね〜」と話す教師や親や大人がいてもいいようなものだ。
 食べ物や給食等を通じていま子供たちに正確に教えていかなければこれからの
時代、今以上に社会的な問題や事件・事故が増加していくのではなかろうか。
                               (タクミ)




臼津解剖  臼津地区の9月議会もほぼ原案通り可決で終了。誰がなっても…と思えるがそ
れではおもしろみがなく発展とはいかない。
 本紙でも、議員定数削減問題については何度も書いているが一向に変わり映え
しないのが実状である。
 よく民意が反映されにくいのでといった意見を聞くが、ケーブルや電話回線を
使い、この意見に賛成、反対などといったことは瞬時に可能であり、民意が云々
といったことにはならない。
 では、議員はいらないのかと言われるとそうともいえない。条例の見直しや新
しく条例を作る為のたたき台等は、やはり市民の代表として必要において専門的
に勉強して市民に問いかけ、また一緒に作っていかなければならない。
 臼杵市では、執行部(行政)が今考えている事業や今後どのように市政を行っ
ていくのかを『市政懇談会』と称し各地区を定期的に回っている。
 本来このようなことは議員や市民サイドから行うのが筋で執行部が出張して回
るのは異例中の異例である。裏を返せば、議会及び議員を無視しており、既に必
要としていないのかもしれない。
 臼杵市が悪いと言っているのではなく、そうすることで少しでも民意を反映す
ることができるのであればそれも可なのではないか。
 行財政改革が叫ばれているなか、経営収支比率(年間総予算にしめる最低経費
の比率)が県内ワースト1・2といった両市にはこれ以上の余分(適財適所は必
要)な歳出は考え直さなければ倒産である。
 議員削減問題を継続審議にするのではなく、最短の議決を!
 問題を十分考慮し、議員諸氏の英断を切に願う。




すしマン
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