ここでは臼津タイムズ9月号の一面記事、そして連載まんがのすしマンを紹介しています。

●いよいよ給食センター稼働
今月のトップ記事は給食センター稼働

 夏休みも終わりにさしかかった二十九日、臼杵駅前に完成した同市学校給食セ
ンターの竣工式が近くのホテルであった。
 十一時から行われた式には、市内小・中学校長をはじめ各PTA役員や関係者
ら約百五十人が出席。後藤臼杵市長が「二十年来の懸案であった中学校給食実施
への要望や小学校給食のより安全化を進めるため小・中学校共同調理方式による
学校給食センターの建設をおこなってきました」とあいさつ。藤丸市議会議長、
志村県議らの祝辞の後、同センターが二学期から実際に配給する献立(九月十三
日予定分・ゆかりご飯、キャベツのごま醤油あえ、鶏のからあげ、あおさ汁)を
参加者全員で試食した。
 センターの特徴は、@ハセップ(世界標準の衛生管理手法)理論導入による危
害の未然防止Aフルドライシステム採用による、作業面、衛生面への配慮B汚染
区域、非汚染区域の明確化による衛生面への配慮C前室設置による各室間汚染の
防止D強化磁器食器五種類の採用E自動炊飯システムの採用F電解次亜水による
食材、手、床等の殺菌、消毒G残さいのリサイクルによる環境への配慮H町並み
に配慮した建物外観等があり、一日三千五百食の調理能力がある。
 また、二学期に入り最初の給食日となった四日、同給食センターで出発式が行
われ市内十九の全小・中学校と二幼稚園に配給が始まった。
 同日は、初めてということもあり用意された五台のトラックに市職員が分乗、
臼津シルバー人材センターの派遣員による運転で午前十一時に出発し、無事コー
スを終了した。

**給食試食会風景**




●待望の体育館着工
 始業式と重なった一日、臼杵市井村の同市立北中学校(常賀博義校長)体育館
の工事着工式が隣接する予定地で行なわれた。
 神事には、後藤臼杵市長をはじめ、地元関係者、施工業者など約三十人が参加、
工事期間中の安全を祈願した。
 一昨年完成した校舎は、「親しみのある豊かな生活空間をもつ学校」をテーマ
に建設。今回着工となる体育館も同様なコンセプトを考えている。そのなかでも
県内では珍しい杉の丸太を駆使した設計となっており、至る所にぬくもりが感じ
られる仕上げになる予定。
 新体育館は、現行のものと比べてほぼ一・五倍の大きさで、一階アリーナは、
バスケットコートが二面取れる広さ。他には、一階にステージ、器具庫やトイレ、
ミーティングルーム、二階にはトレーニングルームが設けられる。来年二月末、
完成予定。




●CATV臨時総会
 八月二十九日、臼杵市内で臼杵ケーブルネット株式会社の臨時株主総会が行わ
れた。
 同会には株主関係者ら十人が参加、代表取締役である足立 社長があいさつ、
続いて来賓の臼杵後藤市長が加入者状況などを報告した。
 同席では取締役の選任が行われ、岡崇也氏(前株式会社テレビ大分理事)の取
締役就任の議案が全会一致で可決、続いて行われた取締役会で岡氏のポストが常
務と決められた。
 岡氏は、テレビ大分時代報道・制作・放送各部の部長を歴任、エフエム大分開
局時には、設立準備委員も努めた。
 現在臼杵市では、約二千世帯の加入があり、随時加入者を募集している。




 今年は、五年に一度の国勢調査の年である。来月一日に全国で一斉に行われる
ことになっているが、臼津地区の人口また、少子化、高齢化など様々な結果がデ
ータとして現れてくることになる。
 現在、臼杵市(八月一日付け)では三万五千六百五十五人、津久見市(七月末
日付け)では二万四千三百五十六人が住んでいる。
 特に津久見市では、〇歳〜九歳までの人口と五〇歳〜五九歳までの人口との差
が倍以上とあり少子化が深刻な問題となっている。
 また、現在同市では重要港湾事業を進めており、完成後には官庁などの箱物を
港(埋め立て地)へ移転しようと計画しているが、将来性はどうであろうか。
 同市内で話を聞く機会があり地元の人と話してみても景気が悪い、町に人が歩
いていないなどの話を聞く。
 求人や失業率を見ても実感する。同市では、チラシを出す業者が三、四件程度
しかなく、また失業率も低いという。
 一見、失業率が低いということは良いように感じ取れるが、実際は失業する人
が住んでいない、もしくはそこ以外での就労となっている人が多いということで
ある。
 一方、臼杵市では失業率は高いがそれでも探せば何らかの仕事にはありつける。
また、募集も行なっている。
 臼杵市では、今年市制五十周年を迎え市役所内及びまちづくり団体等が如何に
して町全体の今後をどうしていくかを考えているが、津久見市においてはそれが
感じ取れない。
 津久見市も来年五十周年を迎えることになるが、津久見市民もそろそろ行政に
注文する時期にきてもよいのではないか。上層部は、他からの起用でも・・・








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