ここでは臼津タイムズ6月号の一面記事、そして連載まんがのすしマンを紹介しています。

●トップ記事、津久見島・黒島 海・キャンプ場開き
今月のトップ記事は津久見島・黒島の海・キャンプ場開き

 臼杵湾におにぎりを置いたようにぽっかりと浮かぶ島・津久見島で5月29日、
キャンプ場開きが行なわれた。
 同島は臼杵港から約7キロ沖に位置し周囲3.5キロ、面積約20ヘクタールで亜
熱帯植物がたくさん自生している。関係者ら約30人が迎えの船に乗り、15分
程で島へ到着。
 浜辺に準備された祭壇の前で神事が営まれ、市観光協会長の後藤市長ら出席者
が玉ぐしを捧げてシーズン中の無事故を祈願した。
 アトラクションの地引き網では鯛やふぐ、鰺、いわし、透き通ったようなイカ
がかかった。網を引くのに「ヨイショ、ヨイショ」とかけ声をかけ合い、ピチピ
チと跳ねる魚を網からはずしたりと童心にかえったような一時であった。
 6月2日には同市佐志生の黒島で70名が出席してキャンプ場・海水浴場開き
が行なわれた。
 尾本漁港から目の前にある黒島は、4月に日蘭交流400周年の記念イベント
が行なわれた場所で、今まで以上に整備されトイレ等施設も充実した。
 浜辺での神事では、シーズン中の無事故や今夏の発展を祈念して玉ぐしが捧げ
られ、終わりに市水泳協会員ら3名による[安全祈願の泳ぎ]が行なわれた。
 アトラクションとして地元の市立佐志生小学校(元村征男校長・児童数62名)
の5・6年児童ら19名が初泳ぎをした。海に飛び込んだが水温は20度で、
「冷たい冷たい」といいながらもはしゃいでいた。
 「設備の整った海水浴場 ・キャンプ場として近隣に知られている黒島へ、多く
のお客さんにおいでいただきたい。渡辺さんや地元の皆さんのご協力に感謝します」
と関係者は話した。
 また、6月10日は石仏アウトドアパーク一帯で[第5回うすき川ハエ釣り大会]
及び[臼杵川川開き安全祈願祭]が行なわれる。
 同大会は自然に親しみながら遊び、子供たちの情操教育の一翼になれればとの
思いで始められたもの。
 今回は水難防止や災害防止の安全祈願祭も同時に行なわれるので、このような
機会に市民皆様方に是非とも水に親しんで頂きたいと主催者は話していた。




●臼杵市議会新議長決まる
 臼杵市では六月議会を前にして、このほど臨時市議会を開催した。
 臼杵市ケーブルネットワーク施設の設置及び管理に関する条例の制定について
上程し総務委員会に付託、全会一致で採決された。
 条例によると、加入時に施設等の運営に要する費用として一加入申し込み毎に
分担金4万円と各戸までの電柱からの光ケーブル引き込み費用3万円が必要とな
る。但し、市の定める特別 申し込み期間に加入申し込みをした人については、
合計七万円を減免する。
 市では周知徹底のため市内各地区へ出向いての説明会を今月末から計画してい
るとのこと。
 2年毎の役職改選も同時に行なわれ、議長に藤丸利光氏(市議三期)、副議長
に加茂千重子氏(市議二期)が決まった[各票=藤丸‥14票、川野‥6票、平
川‥1票、加茂‥15票、平川‥1票、無効‥5票]。
 《総務委員会》◎林壮一朗 ○児玉善生 《建設委員会》◎大塚忠治 ○牧宣
雄 《産業経済委員会》◎匹田郁 ○藤原一弘 《教育民生委員会》◎吉岡勲
○小野栄子 《議会運営委員会》◎首藤新一 ○山本正嗣(◎=長、○=副)。




●消防団親睦ソフト大会
 恒例の『第38回臼杵市消防団分団対抗親睦ソフトボール大会』が5月14日、
臼杵市民グラウンド・臼杵公園グラウンド・東中グラウンド・JTグラウンドの
4会場で盛大に開かれた。
 午前8時、市民球場では市内各地区の消防団15チーム、約200名の選手ら
が整列して開会式が行なわれた。甲斐弘一団長のあいさつに続いて、後藤市長が
祝辞を述べ、昨年優勝チームの第9分団の佐々木光輝さんが選手宣誓。後藤市長
の始球式で試合開始。
 各チームはそれぞれのグラウンドに分かれて熱戦を展開、優勝を目指した。
▼組合せと結果
▽団体賞
 優勝=第11分団準優勝=第6分団 第3位=第3分団・第9分団
▽個人賞
 最優秀選手賞(市長)第11分団=藤原輝幸
 敢闘賞(議長)第6分団=佐藤雄一
 打撃賞(消防長)第6分団=平川幸司
 本塁打賞(団長)第11分団=江藤一生
 美技賞(副団長)第11分団=矢野晃





●津久見市役所優勝
 4月22日から24日までの3日間、臼杵市民球場・新大分球場・春日浦
球場で開かれた「第23回九連会長杯県予選大会」で優勝を飾った津久見市役所
チームは、5月13・14日の両日、沖縄県奥武山球場で行なわれた「第23回
九連会長杯九州大会」に出場した。
 同チームは順調に勝ち進み、14日の準決勝戦では平田観光野球クラブを3対
1で破り、決勝戦に進出。
 決勝戦で強豪の本田技研熊本と対戦した津久見チームは、後藤・藤丸崇のバッ
テリーで臨み、絶好調の後藤投手は重量打線の熊本をノーヒットノーランに抑え
る素晴らしい力投を見せ、11対0の大差で破り優勝に輝いた。

▽決勝戦
津久見
熊 本
津久見=後藤ー藤丸崇
熊 本=三好ー副島
▽本塁打=野々下(津)
▽三塁打=藤丸崇(津)
▽二塁打=藤丸崇・藤川・紺田(津)




●県還暦野球親善大会
 「第8回県還暦軟式野球親善大会」が4月29・30日と5月5・6日の
4日間、三重町大原球場など4会場で開かれた。
 大会には県内から25チームが出場。各チームは優勝を目指して熱戦を展開。
5月6日午後1時から大原 球場で行なわれた決勝戦では、臼杵シルバーとシル
バー大分が対決、熱戦の結果、臼杵シルバーが優勝。

▽決勝戦
臼 杵
大 分
臼杵=渡辺・吉井ー重藤
大分=佐藤・水江ー三浦・佐藤
▽本塁打=戸川・吉井・安藤(臼杵)
▽三塁打=後藤昭(臼杵) 滝(大分)
▽二塁打=戸川・原田・中村・後藤昭・小野陸(臼杵)




 津久見市・臼杵市の98年度経常収支比率(年間総予算内にしめる最低経費の
比率)が県内のワースト1、2を独占。前年度比マイナス0.6%の臼杵市に対し、
5.1%アップした津久見市の面持ちは・・・。
 両市とも多くの諸問題を抱えており、首長としてのこれからの行財政手腕が問
われているが、ここで考えなくてはならないのは行政だけの責任なのかというこ
と。年間の総予算がアップすれば自ずと経常収支比率は下がるし、また最低経費
が下がれば収支比率も下がる。そうすることにより各種新企画への投資が可能に
なり、活性化への道も開けるというもの。
 各種事業主が経営努力をするのは当たり前として、既存する経費の見直しも必
要ではなかろうか。官庁や公共性の高い施設のように前年度予算を組んでいるか
らといって慣例にそって支給していたのでは身が保たない。また、各自治体では
少しでも分母を増やそうと特定業種への税制改革を進めている。先般、臼杵市で
は慣例となっている市議会議員の役員改選が行なわれ、残り2年がスタート。津久
見市でも昨年4月に市議会がスタート、後3年となる。残り2、3ヶ月の任期にな
ってからの定員削減問題討論は現実味がないので、今の時期に本腰を入れて話し
合ってもらいたい。
 地方分権が叫ばれるなか市町村合併は避けられない課題であり、緊迫した財政
難のなか両市で42名もの議員が本当に必要であろうか。中には、私財を投げ売
ってでも市政発展のため、走り廻っている人もいれば、在職中に私財が増えていく
賢者もいる。これからの臼津地区に本当に必要な議員は誰なのか。







back"