ここでは臼津タイムズ5月号の一面記事、そして連載まんがのすしマンを紹介しています。

●トップ記事、地域支援センター「とよみ園」開所
今月のトップ記事は津久見市長目にできた、地域支援センター「とよみ園」開所

 このほど、津久見市長目に県南で唯一(大分県では四番目)の精神障害者通所
授産施設「とよみ園」(施設長園田英一郎)と地域支援センター「とよみ園」(
センター所長遠藤重吉)が同時に開所した。
 目の前に青い海、周囲に新緑の山々。素晴らしい環境の中に同園は建設された。
鉄骨二階建ての建物の内、一階に通所授産施設の事務所と作業室、二階に地域支
援センターの事務所がある。
 「とよみ園」を運営する社会福祉法人『豊海会』(鳥越克行理事長)は、精神
障害者家族会の臼津関あけぼの会、また会を支援する多くの方々の努力によって
平成十一年に設立。同会の目的は、精神障害者とその家族の福祉の充実と増進の
ために必要な支援活動を行なうこと。これを受けて、通所授産施設では回復途上
にある精神障害者が、施設での作業並びに訓練をもって社会復帰を図ることを目
的としている。
 また、地域生活支援センターでは家庭で生活する精神障害者だけでなく、その
家族に対しての作業訓練支援や生活訓練支援、生活相談事業等を通しての支援活
動を行なっている。
 県では2002年までに県内に通所授産施設七カ所、地域支援センターを八カ
所設置することを計画している。
「とよみ園」では八名の常勤職員が『地域との共生、地域に生きる施設』を旗印
に掲げ、地域の多くの企業・団体並びに個人の方々の支援を受けつつ、県南での
精神障害者福祉の第一歩を踏み出したところである。




●日蘭両皇太子を迎えて

 1600年4月19日、臼杵湾の黒島にリーフデ号が
漂着してから四世紀。
 この日を記念して、新時代の交流を目指した「日蘭交
流400周年記念式典」が十九日、臼杵市の公共ふ頭を
メーン会場にして盛大に開かれ、生憎くの小雨の中、式
典を見ようと大勢の人々が会場を訪れた。
 同日午前九時、オランダのウィレム・アレクサンダー
皇太子が黒島に上陸。除幕式などの行事の後、帆船「咸
臨丸」で臼杵港に入港、約1500羽のハトが飛び立ち、
大勢の市民が日本とオランダ国旗を振り、歓迎する中、
お出迎えの日本国皇太子殿下と固く握手を交わした。

 両皇太子は両国国旗の小旗が振られる中を会場に向か
われた。
 式典では皇太子殿下のあいさつに続いて、アレキサン
ダー皇太子が「400年前と同じ日本人の暖かい心を感
じました」とあいさつ、大きな拍手を受けた。
 最後にオランダのファン・ローイ実行委員長が平松知
事と後藤市長に記念品の日時計の目録が贈られ、平松知
事からは竹かご、後藤市長からは陶板レリーフの目録が
オランダ側に渡された。

 式典の行なわれた会場周辺では、地元商店による特産
品の販売やフラワーフェスティバルの他、オランダ伝統
工芸の木靴製作実演やオランダの民族衣装を着た大道芸
人も登場し、ムードを盛り上げた。
 また、同22(土)・23日(日)には、臼杵市主催
の「オランダフェスティバル」も行われ期間中多くの観
光客が臼杵市を訪れた。会場内では、フラワーショーな
どをはじめとする多彩な催し物が行われ、子供から大人
までが楽しめるイベントとなった。




 GWはゆっくりした人が多かったようだ。しかし、衆院六月解散ということで
関係者は超多忙な日々をお過ごしだったとのこと。猛者は、一日300キロを越
す選挙区内の「歩き」や十カ所を越す演説など大型連休を使った地場固めに一所
懸命。
 今月はじめ、訪欧中の森新首相が記者会見の席で、衆院の解散・総選挙に関し
与党内で来月13日(火)を公示、25日(日)投票の日程で最終調整している
ことを公式に明らかにしたことによるものである。
 しかし、公式に発表する前にも各党ではおおよその日程は予想されており、帰
金来月(金曜日には、地元へ帰り月曜日には、中央へ行く)といった習慣が行わ
れていた。
 臼津地区は大分2区に分類され、他には大分市の約8%や県南地区(佐伯市・
南郡・大野郡直入郡)などがある。現在出馬を表明している候補者は、衛藤征士
郎(自民・現)、重野安正(社民・新)、佛坂健二(共産・新)ら三氏となって
いるが、前回のような無風での選挙とは違い緊迫したムードが漂う。
 田舎に多いことだが、地元還元型の議員が多数これまで当選してきた。市民が
悪いのかその候補者に定めてきた地域が悪かったのか、国会の現状を見ると何が
正しく何が悪いのか見極めが難しくなってきている。
 地元還元型の議員が地元の為にはありがたいことだが、全国にそのような国会
議員ばかりが増えたのでは国としての発展は官僚に左右されるばかりとなる。
 また、国会事態が機能しなくなり、良かれと考えて行なったことが国民一人ひ
とりを苦しめることにもなりかねない。
 交通違反もみ消しや、仲人といったような何もかも「議員、お願いします」で
は地域の発展は望めない。







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